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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
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白内障について

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2018年度データ

入院患者数

白内障で入院した患者数50人

年齢構成

~59歳3人
60~69歳11人
70~79歳21人
80~89歳12人
90歳~3人
白内障で入院した患者の平均年齢73.3歳

白内障で入院した患者の在院日数の分布

在院日数2日26人
在院日数3日12人
在院日数4日~12人

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。DPCデータは、入院中の「最も医療資源を投入した傷病名」による分類に基づきます。

外来手術データ

  • 外来で手術を行った患者さんのデータを集計しています。
    日帰り手術の詳細については、以降の「日帰り手術」をご覧下さい。

日帰り手術による治療患者数

日帰り手術31人

外来と入院での実施割合と平均年齢

外来(件数)31件(平均年齢)72.4歳
入院(件数)50件(平均年齢)73.3歳

年齢構成

~59歳3人
60~69歳8人
70~79歳12人
80~89歳6人
90歳~2人
白内障で外来手術をした患者の平均年齢72.4歳

白内障とは

白内障とは、眼球の中の水晶体と呼ばれる部分が濁った状態のことです。

水晶体はものを見るときにピントを合わせるレンズの働きをしており、直径9mm、厚さ4mmほどの大きさです。中身はたんぱく質と水分で構成され、皮質と核に分かれています。また、外側を膜(のう)に包まれていて、膜の前側を前のう、後側を後のうと呼びます。

正常な水晶体は透明ですが、中身のたんぱく質が変性すると濁ってきます。濁りが生じる原因のほとんどは加齢によるものであり、白内障はいわば老化現象です。80歳以上になるとほぼ全員に現われるようになると言われています。

症状(初期症状含む)

水晶体が濁ると、光が通りにくくなったり、乱反射を起こしたりして、次のような視力障害が起こります。

  • かすんで見える。
  • 明るいところや明るいものが眩しくて見えにくい。
  • メガネが合わなくなる。
  • 片目でものを見るといくつも重なって見える。
  • 視力が低下する。
  • 症状は水晶体の濁り方によって変わってきます。

診断までの検査

白内障の他に目の病気がないか、手術は問題なく行えるか、などを調べます。

視力や屈折の検査

裸眼の視力や、メガネなどをつけた矯正視力、乱視の有無・程度などを調べます。

眼底検査

検眼鏡で網膜などを観察します。

眼圧検査

角膜に空気を吹きつけて、目の中の圧力を測定します。

細隙灯顕微鏡検査

水晶体の濁りの状態など詳しく調べます。

眼軸長測定検査

角膜から網膜までの長さ(眼軸長)を測って、手術の際に眼に挿入する「眼内レンズ」の度数を決めます。手術後の見え方に大きく影響するため、眼内レンズの正確な度数を決めることは重要で、手術前に必ず行う検査です。

治療と予防

治療について

白内障の治療は、手術療法が広く行われています。

薬物療法

以前より、白内障の進行を遅らせることを目的に、点眼薬や内服薬による治療が行われています。しかし、治療の有効性が明確でないという意見もあり、薬物療法を受けるかどうかは、医師と相談のうえ決めていただくことが望ましいと思われます。

手術療法

白内障の症状により日常生活に支障が出る場合には、濁った水晶体を取り除いて、かわりに人工のレンズ(眼内レンズ)を入れる手術を行います。

点眼薬で麻酔を行い、角膜(黒目)のふちを数ミリ切って、水晶体の前のうを一部取り除きます。

超音波で水晶体の核と皮質を砕いて吸い出します。

残した水晶体の後のうに、人工レンズを挿入します。傷口の処理をして、終了です。

日帰り手術

日帰り手術とは、手術当日に来院して、その日に帰宅できる手術の事を言います。

日帰り手術には、以下のメリットがあります。

  • 日常生活への影響が少ない
  • 入院のわずらわしさがない
  • 医療費が安い

予防について

白内障は加齢によるものがほとんどです。その他に、喫煙、紫外線、抗酸化物、栄養、薬物、アルコール、糖尿病、放射線、遺伝などが白内障の進行に関係しているという研究報告があります。紫外線から目を守るために、強い日差しの下では帽子やサングラスなどを着用したり、ステロイド薬を服用中の方は定期的に目の検査を受けたり、糖尿病をお持ちの方は血糖値のコントロールをしっかり行うことなどが重要です。

標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表をあらかじめ作成しています。スケジュールに沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります)。当院では、白内障の治療に対応するスケジュール表が日帰り手術用を含め4種類あります。

1回の入院中に左右いずれか片側の目の手術を行う場合

  • 白内障手術(1泊)・・・入院1日目に手術
  • 白内障手術(2泊)・・・入院1日目に手術

1回の入院中に両側の目の手術を行う場合

  • 白内障手術(4泊)・・・入院1日目・3日目に手術

このうち、白内障手術(1泊)の入院スケジュールを簡単にご紹介します(治療を受けられる方には、さらに詳しい内容のスケジュール表をお渡ししています)。

白内障手術(1泊)





  • 1回の入院中に左右いずれか片側の目の手術を行う場合のスケジュールです。

Q&A

白内障手術はいつ頃受けるべきですか?

特に基準はないのですが、生活が不便になったら手術を受けるべきと思われます。矯正視力(眼鏡をかけたときの視力)が0.7以下になって運転が心許なくなったときや、老眼鏡をかけても新聞や本を読みづらくなったときが目安でしょう。

ただ、あまりに放っておくと水晶体が硬くなりすぎて、手術が困難になる場合もあるので、気になる場合は診察を受けた方がよいでしょう。

手術は痛いですか?

点眼麻酔を行ないますので、多くの方は痛みを感じません。敏感な方は痛い場合もあるので、手術中に追加の麻酔を行ないます。

どれくらい視力は上がるのですか?また、必ず良くなるのですか?

視力は、白内障だけでなく目の中の神経や網膜など他の部分が健康かどうかにも左右されますので、一概にどれくらい上がるかは分かりません。目の神経や身体が健康な方は比較的良い視力が得られるでしょう。

手術後に気をつけないといけないことはなんですか?

手術をした後、一番怖いのは目の中にバイ菌が入り込んでしまうことです。特に手術の傷口が治るまでの1週間はバイ菌が入り込みやすいので、目の中に水道水や石けん水、シャンプーが入るだけでも危険ですので、手術後1週間は洗顔をできません。洗髪は美容院などで仰向けになって目にかからないようにすれば可能です。

老眼は治せますか?

保険診療で認められている眼内レンズは単焦点といい、ピントの合うところは近くか、遠くかどちらかにしか合いません。つまり、この単焦点眼内レンズを使う限り、老眼は治せません。しかし、自費診療(保険がきかず、眼内レンズ料金も手術料も自己負担)で行なう場合は、老眼をある程度補正できる多焦点眼内レンズを使用することができます。

  • その他、ご不明な点がありましたら、眼科外来へお問い合わせください。
  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、2019年7月31日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。