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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
〒390-8510
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肺炎について

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平成28年度データ

入院患者数

肺炎で入院した患者数926人
  • 誤嚥性肺炎で入院した患者さんを含みます。

年齢構成

~14歳10人
15~64歳57人
65~74歳107人
75~84歳242人
85~94歳419人
95歳~91人
肺炎で入院した患者の平均年齢81.7歳
  • 年齢と共に患者数が増加する傾向があり、特に、75歳以上の方は全体の81%以上を占めます。

在院日数

肺炎で入院した患者の平均在院日数16.4日
当院に入院した患者の平均在院日数12.8日
  • 肺炎で入院した場合、60歳以上の方は入院が長期化する傾向があります。
  • 入院中に他疾患の治療や合併症などで入院期間が長くなった患者さんを除いて集計しています。この後の在院日数の分布・年齢別平均在院日数についても同様です。

肺炎で入院した患者の在院日数による分布

~9日202人
10~19日446人
20~29日186人
30~39日64人
40~49日16人
50~59日7人
  • 特に40日以上の場合は、肺炎だけでなく他疾患の治療も行なわれている場合が多いです。

年齢別在院日数

~14歳3.3日
15~64歳10.8日
65~74歳15.6日
75~84歳15.9日
85~94歳17.8日
95歳~17.6日
肺炎で入院した患者の平均在院日数16.4日
  • 年齢と共に、入院期間が長期化する傾向となっています。

退院状況

自宅へ退院365人
他病院へ転院※1243人
その他(施設への入所等)219人
死亡退院※299人
  • 転院とは、他病院で引き続き入院する場合です。
  • 死因の内訳は、肺炎(誤嚥性肺炎を含む)70人、脳血管疾患6人、がん6人、循環器疾患3人、その他呼吸器疾患1人、その他13人となっています。

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。DPCデータは、入院中の「最も医療資源を投入した傷病名」による分類に基づきます。

肺炎とは

肺炎とは、いろいろな病原菌の感染によって肺に炎症が起きた状態です。肺炎の原因となる細菌やウイルスは、鼻や口から肺内に侵入します。体力が落ちているときや高齢になって免疫力が弱くなってくると、かかりやすくなります。

日本では、全死因別にみると年間約12万人が肺炎により死亡しています。

症状(初期症状含む)

咳、痰、発熱、呼吸困難などで、これらの症状は数日間続きます。しかし、高齢者では食欲不振や元気がないなどの症状のみのこともあり、注意が必要です。

肺炎の種類

肺炎は、病原菌の違いや発症の仕方により、いくつかに分類されます。

市中肺炎
通常の社会生活を送っている人に見られる肺炎で、細菌性肺炎非定型肺炎に分類されます。

細菌性肺炎

肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌などによる肺炎

非定型肺炎

マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ菌などによる肺炎

院内肺炎
入院して2、3日後に発症した肺炎です。
誤嚥性肺炎
高齢者や手術後の人に多く見られる肺炎です。食物、胃内容物、口腔内常在菌を誤って飲み込んでしまうことで発症します。

診断までの検査

咳、痰、発熱などの症状があった場合に肺炎を疑い、胸部レントゲン、血液検査を行い診断します。胸部レントゲンでは浸潤影(肺に映し出された影)が、血液検査では白血球の上昇や炎症反応の上昇が認められます。肺炎の原因菌を調べる方法には、喀痰検査や血液の抗体検査、尿中抗原検査などがあります。

胸部画像検査(レントゲン検査、CT検査等)

肺に影が映し出されることにより肺炎の可能性が高まります。

血液検査

白血球の上昇、炎症状態がわかります。

血液抗体検査

細菌やウイルスの感染によって作られた血液中の抗体を調べ、肺炎の原因菌を特定できます。

喀痰検査

排出された痰を検査することにより、原因菌を特定できます。

尿中抗原検査

特に、肺炎球菌やレジオネラ菌の検出には、尿中抗原検査が有用です。

治療と予防

治療

肺炎を起こした病原菌に対する抗菌薬の投与が治療の基本です。

また、発熱や食欲不振などで脱水をきたしている場合には、補液(水分や電解質の補給)が必要です。肺炎により低酸素状態になっている時には、酸素吸入を行います。

高齢者では、寝たきりの状態になりますと肺炎が治りにくくなるため、体力維持のためのリハビリテーションが重要になります。

治療日程の概要をみる

予防

日常生活において、肺炎の予防になることを紹介します。

  • 手洗い
  • うがい
  • 歯みがき
  • 適度な運動
  • 基礎疾患(糖尿病や心臓病など)の治療
  • 食事形態の工夫(誤嚥性肺炎の場合の、とろみ剤の使用など)
  • インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの予防接種(かかりつけの先生や受診医療機関の医師に相談しましょう)

標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表をあらかじめ作成しています。スケジュール表に沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます。(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります。)当院での、肺炎の治療に対応するスケジュール表は8種類あり、主な内容は以下のとおりです。

細菌性肺炎治療の主な入院スケジュール

  • 細菌性肺炎の治療(軽症と中等症の2種類)
  • 非定型肺炎の治療
  • 慢性の呼吸器疾患がある方の、細菌性肺炎に対する治療

誤嚥性肺炎治療の主な入院スケジュール

  • 誤嚥性肺炎の治療

細菌性肺炎の場合

  • 患者さんの状態に合わせて、検査・治療・退院調整を行っていきます。

誤嚥性肺炎の場合

  • 患者さんの状態に合わせて、検査・治療・退院調整を行っていきます。
  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、平成29年9月30日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。