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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
〒390-8510
長野県松本市本庄2-5-1
TEL:0263-33-8600
FAX:0263-32-6763
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転移性脳腫瘍について

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平成28年度データ

入院患者数

放射線治療目的その他の治療
転移性脳腫瘍で
入院した患者数
110人12人

年齢構成

放射線治療目的その他の治療
~39歳1人0人
40~49歳10人1人
50~59歳16人0人
60~69歳36人4人
70~79歳26人4人
80~89歳21人3人
転移性脳腫瘍で
入院した患者の
平均年齢
66.8歳71.1歳

放射線治療目的

在院日数

放射線治療目的その他の治療
転移性脳腫瘍で入院した患者の平均在院日数2.4日26.0日
当院に入院した患者の平均在院日数12.8日
  • 回復期リハビリテーション病棟に入院された患者さんを含みます。
  • 平均在院日数は、他疾患により入院期間が長期化した患者さんについて除外しています。

転移性脳腫瘍で入院した患者の在院日数による分布

放射線治療目的その他の治療
在院日数 2日71人0人
在院日数 3日36人0人
在院日数 4日1人0人
在院日数 5~10日2人0人
在院日数 11日~0人11人
  • 在院日数の説明をご参照ください。

放射線治療目的

退院状況

放射線治療目的その他の治療
自宅へ退院103人9人
他病院へ転院※17人3人
  • 転院とは、他病院で引き続き入院する場合です。

放射線治療目的

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。DPCデータは、入院中の「最も医療資源を投入した傷病名」による分類に基づきます。

転移性脳腫瘍とは

転移性脳腫瘍とは、脳以外の場所にできた“がん”が、脳に転移したものです。脳内にできるものが一般的ですが、脳を包み込む硬膜や、脳内にある脳室から脳表へと流れる髄液腔に発生することもあります。また、一個の腫瘍だけみられることもあれば、複数個の腫瘍が見られることもあります。この病気は平均寿命の伸びと共に、多く発見されるようになり、特に肺がん、乳がん、大腸がんからの転移が多くみられます。麻痺や頭痛などがあり、検査を行なったところ脳腫瘍が発見され、後になって脳以外の他の場所から“がん”が見つかり、転移性脳腫瘍であることが判ることもしばしばあります。

転移性脳腫瘍の症状

転移性脳腫瘍の症状は、大きく2つに分類されます。

手足の麻痺、言語障害、けいれん発作など
転移性脳腫瘍が周辺の脳組織を直接損傷し、腫瘍のできた部位に応じた神経症状が出現します。
頭痛、吐き気、目が見にくくなるなどの症状
転移性脳腫瘍ができたことにより、頭蓋内全体の圧力が上昇し、これらの症状が出現します。

転移性脳腫瘍の検査

頭部CT(単純撮影)

様々な角度から放射線をあて、頭を輪切りにした断面画像を撮影する検査です。

頭部MRI(単純撮影)

MRIは磁気により画像を写すため、放射線は使用しませんが、体の内外に金属があると検査はできません。また、造影剤を使用しなくても頭の中の血管を撮影出来るので、非侵襲的な検査として脳ドックなどでも活躍しています。

造影剤を使用したCT・MRI

造影剤を使用したCT・MRIは、単純撮影だけでは判断しにくい場合に、検査の精度を高めるため造影剤という薬剤を静脈内に投与して行う検査です。

転移性脳腫瘍の治療

当院では、転移性脳腫瘍の治療を『脳神経外科』『ガンマナイフセンター』『放射線治療科』にて行なっています。

放射線治療

がん細胞は正常の細胞に比べ、放射線によりダメージを受けやすい性質があります。放射腺治療はこの性質を利用して“がん”の治療を行います。

転移性脳腫瘍に対する放射線治療には、脳全体に放射線照射を行う「全脳照射」と、ある一定の領域に放射線を集中させて照射する「定位手術的照射」があります。当院では、いち早く放射線治療装置『ガンマナイフ(平成12年4月より稼動)』と『トモセラピー(平成19年10月より稼動)』を導入し、転移性脳腫瘍の治療を数多く行なっています。

ガンマナイフ治療

ガンマナイフとは、放射線を使って転移性脳腫瘍などを治療する専用の装置です。ガンマナイフ治療は、201個のコバルト60線源より出た放射線(ガンマ線)を、転移性脳腫瘍に集中させて照射することで、腫瘍を縮小・消失させる治療です。治療は一日で終了します。

治療の目安として、直径3cm以下の腫瘍に効果が期待できます。これより大きな腫瘍に対しては、次に述べるトモセラピーによる分割照射が適しています。

治療日程の概要をみる

トモセラピー治療

従来の放射線治療は、装置の性能上、腫瘍の周りの正常な細胞も同様に放射線を受けるため、副作用が心配されてきました。

トモセラピーは、エックス線を使った画像撮影装置と放射線照射装置を一体化させた機器で、多方向から放射線照射を行い、また照射角度によって放射線の強度を変えることで(強度変調放射線治療)、照射範囲の絞り込み機能を向上させて、腫瘍の形に適した放射線治療を行なうことができます。これにより、正常細胞への副作用軽減と治療効果向上が期待されています。

また、ガンマナイフ治療の対象を外れたサイズの大きな腫瘍や、複数箇所にできた腫瘍にも治療が可能です。

開頭手術による腫瘍摘出

転移性脳腫瘍が大きい場合や、脳浮腫(腫瘍周囲の脳が腫れること)が強い場合などは、全身状態が良好であれば、開頭手術による腫瘍摘出を行う場合もあります。開頭手術による摘出を行うことにより、早期に症状の改善が期待できますが、感染症や麻酔などの合併症の危険が伴います。また、手術単独では術後に局所再発がおこる可能性が高く、手術後に放射線治療を追加する場合があります。

標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表を、あらかじめ作成しています。スケジュールに沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます。(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります。)当院では、転移性脳腫瘍【ガンマナイフ治療】に対応するスケジュール表があります。

治療

  • ガンマナイフによる転移性脳腫瘍の治療行なうための入院〔1泊2日〕

ガンマナイフによる転移性脳腫瘍の治療行なうための入院〔1泊2日〕

  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、平成29年9月30日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。