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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
〒390-8510
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診療のご案内 手術について

脊椎除圧術(頚椎および腰椎)について

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平成28年度データ

入院治療患者数

脊椎除圧術を施行した患者数16人

年齢構成

~59歳5人
60~69歳4人
70~79歳7人
脊椎除圧術を施行した患者の平均年齢65.4歳

平均在院日数

脊椎除圧術を施行した患者の平均在院日数18.6日
脊椎除圧術を施行するまでの平均在院日数2.8日
脊椎除圧術を施行後、退院するまでの平均在院日数14.8日
当院に入院した患者の平均在院日数12.8日
  • 回復期リハビリテーション病棟に入院された患者さんを含みます。
    また、同じ入院中に、整形外科以外の診療科に転科した患者さんや、長期入院となった患者さんは除いて集計しています。
    この後の術後在院日数の分布、年齢ごと・手術ごとの平均在院日数についても同様です。

脊椎除圧術を施行した患者の術後在院日数の分布

~9日6人
10日~19日4人
20日~29日1人
30日~2人
  • 平均在院日数の説明をご参照ください。

年齢別術後平均在院日数

~59歳12.8日
60~69歳10.0日
70~79歳18.7日
脊椎除圧術で入院した
患者の術後平均在院日数
14.8日
  • 平均在院日数の説明をご参照ください。

手術別件数と平均在院日数

椎弓形成術5件20.0日
椎弓切除術8件17.8日
  • 平均在院日数の説明をご参照ください。

疾患分類別件数

変性疾患その他
頚椎5件0件
胸椎2件1件
腰椎7件1件

退院状況

自宅へ退院13人
他病院へ転院3人
  • 転院とは、他病院で引き続き入院する場合です。

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。

適応となる疾患

腰椎
腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど
頚椎
頚部脊柱管狭窄症・頚椎症性脊髄症・椎間板ヘルニア・頸髄損傷など

脊椎除圧術とは

脊椎(いわゆる背骨)には、脳から続く脊髄という大事な神経の束が通る管が上下に貫いています。この管を脊柱管と呼び、この中の脊髄から枝分かれしている神経を神経根と呼んでいます。様々な原因によって脊柱管が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫されると、四肢の痺れや痛み・腰痛・歩行障害・排尿障害などの神経症状が現れます。

脊椎除圧術とは、脊髄や神経根の圧迫を解除すること(除圧)を目的として、背骨や、関節の一部、靱帯などを切除する治療のことです。

手術前に神経の障害が強い場合には、術後の神経機能の回復が悪いことがあります。

脊椎除圧術の手術方法

手術は全身麻酔の下で行なわれ、麻酔がかかった後に、うつ伏せの状態で手術を開始します。背部の病変部分に縦の切開を加え、脊椎の背面を露出します。脊髄の後面でふたをしている椎弓を削り、変性して大きくなった関節の一部や、厚くなって神経を圧迫している靱帯などを切除します。これにより神経の圧迫が解除(除圧)されます。

手術後、体調が良くなり次第(手術当日でも)、座位や起立の訓練(リハビリテーション)を開始します。

予期される合併症

血栓症、肺梗塞
手術の前後にベッド上で安静にしすぎると起こる可能性があります。(当院では、痛みの程度に応じて、手術前や手術後早期からリハビリを行なっています。)
術後感染症
手術後は感染予防に抗生剤の点滴を行ないますが、手術創に細菌が感染することがあります。
神経機能の低下
狭窄でダメージを受けている神経の周囲で手術を行なうため、手術操作に伴い、神経機能が低下することがあります。
例:痺れの増強、排尿障害など
その他
薬剤アレルギーや、持病の悪化、高齢者の場合は認知症状の出現や、肺炎・膀胱炎等の発症、床ずれが生じることもあります。

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標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表を、あらかじめ作成しています。スケジュールに沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます。(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります。)当院では、脊椎除圧術に対応するスケジュール表として以下の様なものがあります。

入院スケジュール

  • 頸椎手術
  • 腰椎手術

頸椎手術



腰椎手術



  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、平成29年9月30日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。

合併症の詳細

(日本整形外科学会が2001年に調査した結果を参考にしています)

神経合併症〈1.7%〉
神経に対する操作により、術前にはなかった神経に関する症状が出現する可能性があります。そのような症状は一時的な場合がほとんどですが永続してしまうこともあります。排尿と排便の機能をコントロールする神経も腰を通っていますので、それらの障害を含みます。
硬膜損傷/髄液漏〈1.4%〉
硬膜という神経を包んでいる膜を損傷し、内部の髄液が漏出する可能性があります。このことにより患者さんに症状が出現する可能性は1割程度で、その場合は頭痛、嘔気立ちくらみなどの症状が出ます。1週間程度でその症状は治まりますが、硬膜の損傷部から少量の髄液が出続ける可能性がわずかにあり、そのような場合は損傷部をふさぐ手術が必要になります(全手術患者さんの0.5%以下)。
手術部感染症〈0.9%〉
手術部位が感染(化膿)する可能性があります。その場合は抗菌剤を予定より長く使ったり、創部の処置が長引いたりします。
呼吸器(肺などの呼吸に関係した器官)合併症〈0.4%〉
消化器合併症〈0.4%〉
精神障害〈0.3%〉
一時的な認知障害や見当識障害が起きる可能性があります。
静脈血栓症〈0.1%〉
大きな血栓が肺動脈などに詰まった場合は生命の危険があります。生命の危険を来たすほどの血栓症は0.1%以下であると考えられます。
体位による合併症〈0.1%〉
手術中同じ体位をとっていることによる神経麻痺、床ずれなどが起こる可能性があります。
輸血に伴う合併症〈0.1%〉
椎弓形成術では輸血が必要になる可能性はほぼありません。
血管損傷〈0.1%〉
  • その他、手術中にうつ伏せになっているために眼球を圧迫して、失明したという報告もありますが、きわめて低い頻度(0.1%よりもかなり低い頻度)であると考えられます。

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