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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
〒390-8510
長野県松本市本庄2-5-1
TEL:0263-33-8600
FAX:0263-32-6763
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虫垂炎について

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平成28年度データ

入院患者数

虫垂炎で入院した患者数166人

年齢構成

~9歳6人
10~19歳27人
20~29歳24人
30~39歳24人
40~49歳34人
50~59歳8人
60~69歳19人
70~79歳16人
80~89歳6人
90歳~2人
虫垂炎で入院した患者の平均年齢41.3歳

在院日数

虫垂炎で入院した患者の平均在院日数5.4日
当院に入院した患者の平均在院日数12.8日
  • 平均在院日数は、他疾患により入院期間が長期化した患者さんについては除外しています。
    また、この後の在院日数の分布・年齢ごとの平均在院日数についても同様です。

虫垂炎で入院した患者の在院日数による分布

1日0人
2日10人
3日69人
4日20人
5日9人
6日16人
7日4人
8日10人
9日10人
10日5人
11日~12人
  • 在院日数の説明をご参照ください。

年齢別平均在院日数

~9歳3.7日
10~19歳4.0日
20~29歳4.2日
30~39歳4.1日
40~49歳4.9日
50~59歳4.0日
60~69歳7.1日
70~79歳9.7日
80~89歳9.8日
90歳~12.5日
虫垂炎で入院した患者の平均在院日数5.4日
  • 在院日数の説明をご参照ください。

退院状況

自宅へ退院163人
他病院へ転院2人
その他(介護施設への入所等)1人

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。DPCデータは、入院中の「最も医療資源を投入した傷病名」による分類に基づきます。

虫垂炎とは

虫垂とは、小腸(回腸)と大腸(盲腸)の間に位置する小さい指形の囊(袋状の臓器)です。この部位に何らかの原因で炎症を起こし、腫れ上がる病気を急性虫垂炎といいます。俗に“盲腸”ともよばれています。

一般的な症状は、右下腹部に痛みが出ますが、初期の段階ではみぞおちの痛み、吐き気、お腹全体の不調だけのこともあります。

虫垂炎そのものは深刻な病気ではなく、抗生剤の投与や、比較的簡単な手術で治療することができます。しかし、虫垂炎が進行し、虫垂が破裂したり、ほかの組織と癒着すると、腹膜炎や腸閉塞など危険な合併症を引き起こし、大がかりな手術が必要になってしまいますので、早めに医療機関を受診することが大切です。

虫垂炎の分類

急性虫垂炎の症状が出現して時間が経過すると、次のように進行していきます。

カタル性虫垂炎

最も軽度な炎症で、点滴による抗生剤の投与でも治療が可能な状態。

蜂窩織炎性虫垂炎

炎症が進み、虫垂の壁は破れていないものの、膿が虫垂の内部に充満していたり、虫垂の表面に膿を認め、手術が必要な状態。

壊死性虫垂炎

さらに炎症が進むと壊死に至り、虫垂の壁が腐って破れ、腹膜炎を起こす危険性があり、手術が不可欠な状態。

汎発性腹膜炎

虫垂の壁が腐って破れ、膿が下腹部へ広がってしまい、お腹全体に炎症が広がった状態。

虫垂炎の検査

虫垂炎の診断では、先ず、触診と血液検査が行われます。必要に応じて、腹部超音波検査、CTスキャンなどで検査します。虫垂炎の検査では、虫垂炎だけに特有な症状や検査所見があまりないので、正確な診断が難しいこともあります。右下腹部の腹痛には、虫垂炎以外の疾患も考えられるためです。

腹部触診

腹部を触ったり押したりして、痛みの箇所や、腹筋の状態を調べます。

血液検査

発症から約12時間を経過すると、血液検査で白血球数が増え、炎症反応(CRP)が上昇するため、血液を採取し検査を行います。

腹部超音波検査

超音波(耳で聞こえる音よりも非常に高い音)を用いて、虫垂やお腹の中を観察する検査です。

CTスキャン

X線撮影装置で、360度の方向から放射線を体に当て、身体の内部の輪切り画像をコンピュータによって作成し、お腹の中の状態を調べます。

虫垂炎の治療

炎症が軽度な場合には抗生剤による治療、いわゆる“散らす”こともできますが、多くの場合、手術による治療が簡単で安全なこともあって、虫垂切除術が行われるのが普通です。

抗生剤治療

炎症が軽度であれば、適切な抗生剤の投与で治療することができます。しかし、再発の危険があります。

手術治療

虫垂切除術

右下腹部を数cmにわたって切開し、虫垂の切除を行います。

治療日程の概要をみる

腹腔鏡下虫垂切除術

お腹に1cm前後の小さな傷を何カ所かつけて穴を開け、1つの穴から腹腔鏡を挿入してお腹の中をテレビモニターに映して観察し、別の穴から、鉗子という細いマジックハンドの様な器具を使って、虫垂の切除を行います。

腹膜炎手術

炎症が進み、虫垂が腐ったり穴が開いてしまうと、膿や腸液が漏れ、虫垂の外にまで炎症が及んでしまいます。

炎症の部位が限られているものを『限局性腹膜炎』と言い、お腹全体に炎症が広がってしまったものを『汎発性腹膜炎』と言います。

限局性腹膜炎の治療日程の概要をみる

汎発性腹膜炎の治療日程の概要をみる

このような場合には、虫垂を切除するとともに、お腹の中の洗浄も行います。

標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表をあらかじめ作成しています。スケジュール表に沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます。(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります。)当院での、虫垂炎の治療に対応するスケジュール表は3種類あり、主な内容は以下のとおりです。

治療

  • 虫垂切除術
  • 汎発性腹膜炎を伴う虫垂切除術
  • 限局性腹膜炎を伴う虫垂切除術

虫垂切除術

汎発性腹膜炎を伴う虫垂切除術



限局性腹膜炎を伴う虫垂切除術

  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、平成29年9月30日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。