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社会医療法人財団慈泉会
相澤病院
〒390-8510
長野県松本市本庄2-5-1
TEL:0263-33-8600
FAX:0263-32-6763
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診療のご案内 手術について

胃瘻造設の手術について

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平成28年度データ

入院治療患者数

経皮的内視鏡下胃瘻造設術を施行した患者数31人

年齢構成

~59歳5人
60~69歳4人
70~79歳5人
80~89歳13人
90歳~4人
経皮的内視鏡下胃瘻造設術を施行した
患者の平均年齢
76.0歳

退院状況

自宅へ退院7人
他病院へ転院※116人
その他(介護施設への入所等)7人
死亡退院※21人
  • 転院とは、他病院で引き続き入院する場合です。
  • 死因の内訳は、筋萎縮性側索硬化症1人です。

  • 掲載した統計は、DPCデータを用いたものです。

適応となる疾患

病気やケガで口から食事や水分を摂取できない方。

胃瘻造設手術とは

胃瘻を作る手術を『胃瘻造設術』といいます。病気やケガに対する直接的治療というよりは、症状に対する治療の一環です。病気やケガにより、口腔・咽頭・食道を経由して食物や水分を摂取できなくなった場合に用いられることがあります。

手術の特徴

手術には、全身麻酔等を施し、開腹による外科的な手術と、局所麻酔を施し、内視鏡を使用した内科的な手術があります。後者の方が身体的負担も少なく現在の主流となっていますが、患者さんの状態により最良な方法を医師が判断し施行します。

経皮的内視鏡下胃瘻造設術

まずは、内視鏡を口から胃まで挿入します。内視鏡より空気を送り込み、胃を膨らませ腹壁と胃を密着させます。体外から、腹部に局所麻酔を施し、針を胃内まで刺します。内視鏡とワイヤー(糸状)を使い、胃の内部からストッパー付きのチューブを体外(針を刺した部分)に出します。体外に出たチューブにも、ストッパーを装着し終了となります。

  • チューブを自己抜去されても、腹壁と胃が離れず、再度胃瘻チューブが挿入できるよう糸で腹壁と胃を固定することもあります。
  • 「経皮的手術」とは、皮膚や血管を通して管を入れて、身体の内側から治療を行なう手術のことです。皮膚を切開して病変を外側から治療する手術(外科的手術)と比べ、身体への負担が小さいことが大きな特徴です。
  • 手術は、一般的に内視鏡検査室で行なわれ、点滴による軽い麻酔が施されます。胃瘻が造設される腹部には局所麻酔が施されます。
  • 従来の鼻から入れるチューブに比べ、苦痛が少なくなります。
  • 抜いてしまったり抜けてしまったりすることがほとんどありません。
  • 痰が出しやすくなります。

より詳しい説明をご希望の方は、こちらをご覧下さい

予期される合併症

手術中、および手術後の合併症として、出血・腹膜炎・肺炎等を発症する可能性があります。

出血

腹壁や胃壁、腹腔内の周辺臓器に誤って針を刺してしまうことにより出血を起こす可能性があります。多くは、止血のための大きな手術や処置を必要としませんが、まれに輸血が必要な場合や開腹手術にて止血した症例も報告されています。しかし、当院では年間約30例の胃瘻造設術を行なっていますが、出血に対する輸血や手術を行なったことはありません。

腹膜炎

腹壁や胃壁に針を刺した際に、誤って腸に針を刺してしまい、腸液が腹腔内に漏れ、腹膜炎を起こす可能性があります。多くは、抗生剤の投与にて改善しますが、まれに開腹手術が必要になります。

肺炎

内視鏡を挿入することにより誤嚥し(唾液等が気管に入る)、術後に肺炎を起こすことがあります。また、患者さんの状態によっては、術後しばらくして肺炎を起こす場合もあります。多くは抗生剤の投与にて改善しますが、患者さんの状態(もともと肺炎を有している場合や全身状態が不良な場合)により肺炎が悪化し、術後30日以内に死亡される危険性が1~2%くらいあります。

  • 胃瘻チューブを自己抜去してしまうと開腹手術が必要となりますので、胃瘻造設術後に身体拘束を行う場合があります。胃瘻造設時、胃壁固定をすると、万が一自己抜去してしまっても開腹手術を有することなく内視鏡的に胃瘻再挿入が可能です。

標準的な入院スケジュール

当院では治療や検査を進める標準的なスケジュール表をあらかじめ作成しています。スケジュールに沿った治療、検査を行うことで、治療内容や安全性を一定に保つことができます。(緊急入院や合併症のある場合などは、個別にスケジュールを立てることがあります。)当院では、胃瘻造設術に対応するスケジュール表が1種類あります。

入院スケジュール

  • 経皮的内視鏡下胃瘻造設術を行うための入院

経皮的内視鏡下胃瘻造設術を行うための入院

  • 掲載されている「入院スケジュール」等は、平成29年9月30日現在のものです。内容は変更となる可能性があります。