■部門紹介                                         リハビリテーション科
急性期病院における365日のリハビリテーション!

相澤病院総合リハビリテーションセンター診療風景
・日本リハビリテーション医学会専門医研修指定施設
・総合リハビリテーション承認施設(B)
・言語聴覚訓練承認施設(T)

◆「入院したベッドからの最短距離の家庭復帰」を目標
 相澤病院は一日平均15台の救急車が搬入される救急急性期医療を担う病院ですが,急性期から在宅ケアに向けた一貫したリハビリテーション医療の展開を目標としています.脳卒中患者は年間約550名が入院しますが,入院した当日からICUより病型・病態別プログラムによる早期リハビリテーションを開始しています.
 「入院したベッドからの最短距離の家庭復帰こそが最良のリハビリテーションである」(津山直一先生・元国立リハビリテーションセンター総長)と言われるように,入院直後から最良のリハビリテーションサービスを提供することにより,入院患者さんは生活の目標を失うことなく早期の退院が可能となり,望ましい治療成績を得ることができます.入院した最初の病院のリハビリテーションの質により,脳卒中を始めとして多くの機能障害を有する患者さんの予後は左右されます(「第一ボタンの掛け違いは,その後の努力を全て無駄にしてしまう」).

◆早期リハビリテーションによる脳卒中の望ましい回復経過
 下図(図1)には,脳出血(右被殻出血による左片麻痺)で入院された49歳の男性のリハビリテーション経過を示してあります.

図1 (図1)

左上肢手指は完全麻痺であり,下肢は幸い不全麻痺でした.早期リハビリテーションにより5週間の入院にて下肢麻痺はほぼ完全回復して歩行が自立し自宅へ退院されました.その後,左上肢と手指の機能訓練を外来通院により継続(2〜3回/週)され,同時に,麻痺をしていない右手で可能な範囲の仕事(電気設備)を旺盛に続けられました.その結果,発症より28週(7ヵ月)で左上肢手指ともに完全回復の一歩手前まで麻痺が改善しました.

次へ