1.PETとは
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陽電子放射断層撮影装置のことで ポジトロン エミッション トモグラフィー
(Positron Emission Tomography)の略語です。
PETを使った検査では、まず陽電子(ポジトロン)を放出する検査薬を体内に注入します。その陽電子が周囲の電子と結合して消滅するときに180°の方向に放出されるガンマ線を検出することにより細胞の活動状態を画像化します。 |
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当院のPET検査ではおもに18F-FDGという検査薬を使ってがんの発見、診断を行ないます。 |
2.PETによるがん検査のしくみ |
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がん細胞は正常な細胞と比べて、約3〜8倍のブドウ糖を消費する性質があります。PET検査はその性質を利用してがんを見つけ出します。 |
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@検査前 4〜6時間は
絶飲食(但し水は可)
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A検査薬を静脈へ注射

※陽電子を放出する、ブドウ糖に似た薬剤を
注射する。 |
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B体内に薬剤が広がるまで
お待ちいただきます。
(休憩約60分)

悪性腫瘍など糖代謝の盛ん
なところに18F-FDGが集積
→ガンマ線放出 |
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D検査後30分程休憩
(体内のガンマ線が
減少するまで)

※検査後は普段通りの
生活ができます。 |
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CPETでの撮影
検査台の上で横になって
安静にします。(20〜30分)

検出されたガンマ線を画像化する。 |
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