2014年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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10.脳画像研究所所長小口和浩1.ビジョン研究所は以下のミッションを掲げ、地域社会に貢献する。脳機能画像およびPETによる脳全身の分子イメージングを用いて、各種疾患の臨床研究を行うことにより、疾患の早期診断・適切な治療への貢献をめざす。また、研究成果については、学会での発表や学術雑誌への投稿を行うとともに、積極的な情報発信を行い、他の医療機関との連携を行うことで、地域医療や医学の発展に寄与することをめざす。2.サービス内容(1)脳疾患や脳機能の診断や病因解明、および治療方法の開発に係わる臨床研究(2)全身を対象とした、PETを用いた分子イメージングによる疾患の診断や病因解明、および治療方法の開発に係わる臨床研究(3)国、地方自治体、大学及び他の医療機関、民間企業等との共同研究及び受託研究(4)講演会、シンポジウム及びセミナー等の開催による研究成果の普及(5)その他この研究所の目的を達成するために必要な事業3.構成所長1名、副所長2名、研究員3名、事務課1名4.主要設備・機器臨床研究PETは相澤病院PETセンター設備を使用5.実績(1)2014年5月23日に「平成25年度研究活動報告会」を相澤病院ヤマサ大ホールで行った。信州大学医学部精神医学講座天野直二先生をお招きし「4大認知症の歴史と今後」の特別講演を拝聴した。(2)ホームページを開設した(http://www.ai-hosp.or.jp/nougazou/index.html)(3)現行の脳アミロイドイメージング剤C-11Pittsburghcompound-B(PiB)と、アミノ酸代謝イメージング剤C-11Methionineの2つのPET診断薬に加え、新たにF-18SodiumFluoride(NaF)の合成を開始した。(4)継続研究:以下の3つの臨床研究テーマについて継続した。(カッコ内は本年度施行症例数:累計症例数)①PiB-PETを用いた認知症診断の確立(14:23)②脳アミロイド血管症のステロイド治療の有効性に関する研究(3:6)③C-11メチオニンPETを用いた脳腫瘍に対する放射線治療後に生じた脳放射線壊死と腫瘍再発の鑑別方法の確立(10:19)(5)研究の新規開始・中止①信州大学第三内科学教室の臨床研究「アミロイドPETを用いた、肝移植後家族性アミロイドポリニューロパチー患者における脳血管アミロイドーシスの有病率に関する研究」の共同研究施設としてPiB-PETを担当し、8例を施行した。②相澤病院循環器内科主導による、新規に合成を開始したF-18NaF-PETを用いた「陽電子放射断層撮影装置(PET)による冠動脈プラークの不安定性と炎症の検討」について、倫理委委員会375

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