2014年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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緩和ケア支援チームリーダー野池輝匡1.目的主としてがん患者の、いわゆる全人的苦痛について、(1)疼痛、倦怠感などの身体的な苦痛、(2)せん妄、気持ちのつらさなどの精神的問題、(3)入院はいつまで続いて、費用はどれくらいかかるのかなどの社会的問題、(4)自分だけがなぜ病気になってしまったのだろう、などを問うスピリチュアルな問題を緩和すること、そして援助すること。2.構成リーダー野池輝匡(緩和ケア科統括医長)サブリーダー田丸恒実(腫瘍精神科統括医長)マネージャー塩原麻衣(がん集学治療センター看護科主任)/高木洋明(薬剤師)アドバイザー唐木芳昭(がん集学治療センター副センター長)/三島修(呼吸器外科統括医長)メンバー鬼窪利英(薬剤師)/堀内美香(薬剤師)/丸山春奈(臨床心理士)/宮本理夏(臨床心理士)/笠原承子(管理栄養士)/矢野目英樹(管理栄養士)/重森一葉(管理栄養士)/大見朋哲(理学療法士)/貝梅由恵(作業療法士)/板倉友紀子(理学療法士)/佐々木紀代子(看護師)/百瀬文枝(看護師)/赤澤雪路(精神看護専門看護師)/岩見岳志(社会福祉士)リンクナース山口絵美(看護師、2S)/辻由美江(看護師、2S)/上島優子(看護師、2S)/野口希(看護師、HCU/2C)/小林美由紀(看護師、5A)/粕谷友美(看護師、4A)/伯耆原絵美(看護師、3B3C)/小野寺美樹(看護師、4S-2)3.活動内容・実績(1)取り組み定期カンファレンスを毎週火曜日に行う。病棟カンファレンスでは、問題に直面している患者と家族の痛み、その他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期にみきわめ、適切に評価し迅速に対応することを主題とする。苦痛を予防し緩和することにより、患者と家族のQualityofLifeを改善することを目標とする。(2)成果本年度コンサルテーションはのべ105事例であった。呼吸器内科、泌尿器科、消化器内科、循環器内科、外科、腎臓内科からのコンサルテーションであった。疾患として前立腺癌、肺癌、膵癌、乳癌、大腸癌、胃癌などであった。急性動脈閉塞の疼痛緩和などの非がん患者のコンサルテーションが例年より多かった。早期介入を目指す目的で緩和ケア介入スクリーニングシートを作成したが、十分にはいかせなかった。作成時期が遅くなったことなどが理由としてあげられる。緩和ケア支援チームカンファレンスにおいてチーム介入有効改善率を判定し、ケアの方向性を明確にするよう努力をした。カンファレンスはコアメンバー主導になりがちなため、事前の情報収集が簡易で実効的なものとなるようにカルテの記載方法を工夫した。事例に関わる理由、各職種からの問題点と解決方法の提示などが行えるようにした。310

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