2013年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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院内移植コーディネーターチームリーダー村井香太1.目的臓器提供施設として、臓器提供症例が発生した時に適切な対応ができる体系を整える。当院は「臓器移植法の運用に関するガイドライン」で示される脳死下臓器提供が行える条件を備えた施設であり、患者・家族の臓器提供の意思を尊重するために、院内移植コーディネーターチームが存在する。全国脳死下臓器提供件数はまだまだ少なく、移植医療が定着していない現状がある。当院においても最期に尊い意思を示していただく事例が年間数例発生している。現在、様々な理由により提供まで至っていないが、いつ症例が発生しても適切に対応出来るよう院内体制の整備を重点的に進めている。2.構成リーダー村井香太(ME課)サブリーダー前山健人(2C病棟・HCU病棟長)/堀内寛之(医療福祉相談室課長)メンバー北澤和夫(診療部外科系院長補佐)/白鳥勝子(腎臓内科医師)/忠地花代(臨床検査センター副センター長)/百瀬文枝(退院支援室推進役)/返町えり子(救命救急センター看護師)/櫻井加奈(救命救急センター看護師)/三浦政子(医療福祉相談室社会福祉士)3.活動内容①第1回臓器提供シミュレーションの開催2014年2月14日日本臓器移植ネットワーク東日本支部の移植コーディネーターをオブザーバーに迎え、院内移植コーディネーターチームが事例発生時のシナリオを作成した。そのうえで、院内職員を対象にシミュレーションを実施した。②臓器提供説明希望者の増加に伴う説明方法の検討2013年12月1日外来を受診する患者および入院患者からの説明希望件数が増加した。そのため、チームでの対応が困難となった。希望される方に円滑な対応ができることを目的として、説明用DVD制作を施行した。初期説明としてDVDを活用して、さらに詳しい説明を希望される時は院内移植コーディネーターにより直接説明を行う体制を整えた。③臓器提供初期対応手順の制定臓器提供の意思を尊重することを目的として、意思を示された患者家族に対して臓器提供の過程に移行するかを判断する初期対応手順を制定した。6.相澤病院―361―

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