2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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また陽子線治療装置については2011年7月より住友重機械工業株式会社新居浜工場にて製作に着手し、工場試験を経て2011年4月17日よりサイクロトロン加速器(陽子線を発生する装置)の現地搬入を開始。狭隘敷地のため分割(30〜50トン程度)した状態で大型トレーラーにて順次搬入し、建屋横に設けたドライピットにて組み立てを行う工法を採用した。5月11日には重量200トンのサイクロトロンが組みあがり、地下2階加速器室に引き込み作業を行い、同12日に定位置に設置完了した。2012年4月21日MC搬入2012年5月12日引き込み作業もうひとつの大型構成機器である回転ガントリ(陽子線を360度方向から照射するための構造体で直径10m、重量160トン)については5月30日より順次搬入をはじめ、天井よりクレーンで吊り下げて設置する工法により6月14日に概ね設置完了した。2012年5月30日〜6月14日回転ガントリ据付工事大型機器搬入後はBTS(加速器から照射ノズルまでの陽子線輸送路)設置工事・配線工事・電気設備工事・冷却水設備工事を進め、9月3日にサイクロトロン加速器を稼動し、陽子線射出を確認した。現地据付工事開始から陽子線射出まで5ヶ月というのは、世界最短・最速である。その後は週6日・24時間体制にて調整を進めており、2013年6月に完了予定である。慈泉会本部―352―

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