2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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陽子線治療センター開設準備室室長星野淳一1概要当院に設置される陽子線治療システムは、世界初となる加速器‐ガントリ垂直配置となっており、従来のシステムに較べて大幅な省スペースを実現した。また230MeVサイクロトロンから発生される大強度連続ビームを用いる事により、呼吸で動く臓器への短時間照射や、ペンシルビームスキャニング照射(腫瘍を塗りつぶす照射法)による高精度治療を可能としている。さらに、2方向X線DRシステムやコンビームCT、治療室内設置のオンレールCTと6軸ロボット制御寝台の採用により、世界最高水準の正確な位置決め=治療を提供できるシステムとなっている。加えて、照射終了直後にオンラインPETを用いることにより、陽子線照射部位のモニタリングも可能である。2011年6月より始まった陽子線治療棟建屋建築工事も2011年11月に地下15mまで掘削完了、2012年4月には2階天井部分が完成し、その外観を現わすこととなった。その後、内装・電気・設備工事を進め、2012年9月にはがん集学治療センターとの接続工事および外構工事を除いて、ほぼ完成に至った。2011年12月28日地下2階床面2012年4月4日建屋外観慈泉会本部―351―

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