2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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在宅医療連携拠点室室長坂野純子1概要在宅医療連携拠点室は、7月に厚生労働省の2012年在宅医療連携拠点事業に委託を受け、その事業活動を行うために10月開設となった。目的は、病気を持ちつつも可能な限り住み慣れた場所で自分らしく過ごす「生活の質」を重視した医療提供を行うこと、多職種協働による在宅医療の支援体制を構築し、医療と介護が連携した地域における包括的かつ継続的な在宅医療提供を目指すことである。今年度は、この事業で与えられた5つのタスク(①多職種連携の課題に対する解決策の抽出②在宅医療従事者の負担軽減の支援③効果的な医療提供の多職種連携④在宅医療に関する地域住民への普及啓発⑤在宅医療に従事する人材育成)を踏まえて、連携促進のための活動を行った。主な活動は、多職種を対象にした研修会の開催と在宅医療・介護についての相談、他医療機関を含めた退院支援、地域の医療・介護資源マップの作成、地域住民への啓蒙活動を行った。また、本事業は復興枠の採択のため、災害用の物品の購入・災害対策の研修会を開催した。なお、研修会の一部は、地域包括支援センター・松本保健福祉事務所と協働して開催した。【部署構成】看護師1名社会福祉士1名事務員1名【体制】月〜金(8:30〜17:10)2今年度の取り組みと成果①地域の医療・介護資源の把握と活用地域の医療・福祉資源の把握では、拠点にて9月末の課題提出時は、県で提供している「ながの医療情報ネット」と「WAMNET」、市より発行している介護保険事業者情報、当院での登録医情報を照合し把握し、パワーポイントにて医療・介護資源マップを作成した。その後、地域により詳しい情報と広く利用ができるように、2月より同法人内の併設病院ホームページへの掲載のためのソフト作成に取り組み、3月下旬に完成をした。それと平行し、1月より拠点にて、地域の介護保険事業所へアンケート調査を実施し、アウトリーチを行いながら、情報収集を行った。すべての情報を収集できていないため、今後も継続し、早期に公開できるよう現在も作業中である。②研修会今年度開催した研修会と参加者は、下記の通りである。10月15日(水)松本市ケアマネジャー勉強会「本事業の説明と現状と課題についてのグループワークの実施」参加者120名12月8日(土)「多職種連携に向けての呼吸ケアの基礎」講師:神戸大学大学院保健学研究科地域保健学領域石川朗先生参加者52名1月16日(水)「脳機能障害と認知症症状群」地域包括支援センターと共催講師:ミサトピア小倉病院副院長岸川雄介先生地域在宅医療支援センター―328―

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