2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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相澤健康センターセンター長小池秀夫1概要2013年2月に相澤病院がJCI(JointCommissionInternational:国際病院評価機構)審査を受けるのに伴い、直接の関わりはないが健康センターも種々の取り組みを行った。診療部、事務部、健康管理部が個々に整備していた規定等を相澤健康センター組織規程、会議規程、委員会規程、業務規程として統一、整備した。特に健康センターの受診者に対する安全対策や感染対策については、JCIの「国際的患者安全目標(IPSG)」に沿って安全性と高い品質を提供できるよう改善を行った。現在、日本の医療も世界的な品質保証が求められるような時代になり、未だ健康センターは工事の半ばであるが施設やスタッフの能力も併せて先進的な検診が行えるセンターを目指すつもりである。2今年度の取り組みと成果団塊の世代が60代半ばになる時代を迎え、今後の取り組みは内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を中心にした検診から運動器症候群(ロコモティブシンドローム)への方向転換が重要課題である。平均寿命が男女とも全国一位になったとはいえ健康寿命では他県にひけをとる長野県は、医療費の半分を費やす70歳代以降の健康維持が重要となってきた。もちろん、日本人の死亡原因の第1位である悪性疾患の発見は健康センターの最重要課題であることには変わりはない。乳がんについては疾病の増加にも影響され極めて高い発見率を示すが、肺がん検診や受診率の低い婦人科検診についてはさらに力を注ぐ必要がある(図1)(図2)。今年度は高齢化社会に向けての検診のあり方の検討や受診率の低い検診の啓発に重点を置いた一年であった。(図1)相澤健康センター―286―

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