2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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より、転倒などの事故を回避し、より安全な在宅生活を支援している。(5)高次脳機能障害者の診断と認知リハビリテーション長野県高次脳機能障害者支援事業拠点病院として、高次脳機能障害に関する相談・診断・認知リハビリテーションの提供を行っている。(6)脳卒中後上肢・手指運動麻痺の改善のための支援安保雅博教授(慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座)との共同研究による、反復的経頭蓋磁気刺激と集中的作業療法を組み合わせた治療法NEURO-15(NovElInterventionUsingRepeti-tiveTMSandIntensiveOccupationalTherapy-15日間入院)を提供している。(7)上肢痙縮・下肢痙縮に対する支援動作・介護・衛生上の問題となりやすい痙縮に対して、ボツリヌス治療と作業・理学療法の併用により、歩容の改善や上肢・手指機能の改善を図るための支援を提供している。②今年度の取り組みと成果(1)部署スタッフの知識を評価するためのe-learningシステムの構築脳卒中・神経難病等の方に対する評価やリハビリテーションの知識を整理し、e-learningシステムを用いて自己評価することで効率的にボトムアップするシステムを構築した。(2)脳神経外科医を中心とした他職種協働のカンファレンスのシステムの構築脳神経外科医と、セラピスト、看護師、医療ソーシャルワーカー、栄養士の専門的視点を生かし、対象者にとってより良いリハビリテーションを検討するカンファレンスを定期的に開催するシステムを構築した。(3)地域での高次脳機能障害のグループ訓練実現に向けた取り組み高次脳機能障害のグループ訓練を将来的に当地域で展開することを目的に、就業支援機関の職員と定期的に高次脳機能障害やグループ訓練の勉強会とグループ訓練のシミュレーションを行っている。【心臓・内科リハ部門】部門長大見朋哲①概要(1)心臓リハビリテーション急性心筋梗塞や心臓血管外科術後、心不全などの循環器疾患より、リスクを管理したリハビリテーションを積極的に行うことで、運動耐用能を改善し、身体的・心理的側面からサポートを行い、再発予防と生命予後の改善を援助している。また、外来心臓リハビリテーションを提供している。(2)内科病棟入院患者へのリハビリテーション呼吸器疾患をはじめとする各種内科系疾患により入院している患者に対しリハビリテーションを提供し、身体機能の機能低下予防と改善のための離床援助を行っている。(3)糖尿病患者への療養指導糖尿病療養指導にて入院している患者に対し、運動療法を中心とした指導・教育を提供している。(4)安全な在宅生活を送るための支援在宅生活を送られていた高齢患者が内科系疾患により入院し、これまで通りの生活を安全に行うことが困難となる場合、集中的なリハビリテーションの提供と、福祉サービスや在宅療養環境の提案により、安全な在宅生活へ戻れるよう支援している。(5)摂食嚥下障害に対する支援各種検査を活用して安全な食事形態を判断し、継続的に安心して経口摂取が行えるように支援している。②今年度の取り組みと成果(1)外来心臓リハビリテーションフォローアップ体制の確立急性心筋梗塞患者および冠動脈バイパス術後患者に対し、心リハ・ノートを多職種で共通の指導相澤病院―179―

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