2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
176/382

が終了し、退院されても再発、又は増悪して再入院されてくる患者の頻度が高い。4S病棟のビジョンとして「治療終了後に患者がその人らしい生活に戻ることを目標にして、退院後を踏まえた患者の生活支援、患者を支える家族の支援、その人の尊厳を大切にした安全な看護を提供する」と掲げ、病棟全体で取り組んできた。今年度の自部署課題として(1)急性期治療が終了し、施設、又は自宅退院された患者に対して、入院中に患者・家族が退院後不安なく過ごせるように退院指導を行っているが、マニュアル化されていないため、スタッフにより指導内容が異なっている。(2)糖尿病のシックデイ・フットケアの指導パンフレットは9年前より修正されていない。この2点の課題についての改善案として透析指導・糖尿病指導パンフレットを見直し、患者指導のマニュアル作成を行うことで、指導内容を標準化し、誰もが患者一人ひとりに合った指導を行い、退院後も患者・家族が不安なく在宅療養が過ごせるように退院指導の看護の質を向上させることを目標設定した。まず始めに、糖尿病、透析患者へ現在の指導内容についてのアンケート調査を行い、問題点について把握し、修正を行った。字が小さく見にくい物を分かりやすくする為、文字のサイズを大きめとし、指導したい内容をまとめて以前のパンフレットの半分のページにまとめた。又、看護師指導用パンフレットがなく、個々の説明となっていたため、運用マニュアルを作成し、項目毎の説明にした。今回の取組みでパンフレット修正後の患者アンケート調査から8割以上の患者から、退院指導内容について、退院後も患者・家族に不安なく在宅療養が過ごせる内容であると評価された。入院時から、退院後の生活を見据え、患者一人一人に合った内容での退院指導が行えるよう、今後も患者、家族の視点に立ってパンフレット、マニュアルを評価できる体制を病棟全体で取り組み、退院指導の看護の質を向上させていきたい。3学術・研修松本短期大学看護学科看護学生の実習受け入れ弥富看護学校看護の統合実習受け入れ松本看護専門学校看護学生の実習受け入れ相澤病院―166―

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です