2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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3A病棟病棟長村田幸枝1概要3A病棟は、泌尿器科・形成外科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科・眼科の外科系混合病棟である。クリニカルパスを用い、短期間で検査・治療を行い、退院を迎える患者の術後管理、退院後の生活指導を行っている。また、化学療法や放射線療法、終末期の患者の入院も多く、疼痛コントロールを中心とした緩和ケアの充実にも力を入れている。特に泌尿器科の術後急性期は、ICUと連携し術後合併症の観察を中心に、術後の全身管理を行っている。【部署構成】病棟長:1名看護師:16名(内パート4名)准看護師:2名【体制】固定チームナーシング(2チーム制)2交代勤務(夜勤2名)診療科目とベッド数泌尿器科:16床耳鼻咽喉科:4床歯科口腔外科:1床形成外科:4床眼科:3床観察ベッド:2床【主な疾患】泌尿器科:尿路結石症、前立腺の悪性腫瘍、膀胱腫瘍、水腎症、腎盂・尿管の悪性腫瘍、前立腺肥大症、腎盂腎炎形成外科:蜂窩織炎、顔面骨折、皮膚の良性新生物、四肢外傷(熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃熱など)、挫滅損傷、開放創、糖尿病性壊疽耳鼻咽喉科:慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫、慢性副鼻腔炎、急性扁桃炎、急性咽頭炎、急性喉頭炎、扁桃周囲膿瘍、声帯ポリープ、めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺歯科口腔外科:埋状歯抜歯、蜂窩織炎、口腔炎、口腔・咽頭の腫瘍、大唾液腺の良性腫瘍眼科:白内障、水晶体の疾患、黄斑変性、網膜剥離、糖尿病性増殖性網膜症2今年度の取り組みと成果3A病棟では、クリニカルパス適応で入院される患者がいる反面、癌のターミナル期や創部を長期的に治療していく必要のある患者が混在している。特に、クリニカルパス適応以外の患者は、入院中から退院後の生活に対して大きな不安を抱きやすい。そのため、その不安を少しでも軽減していくことが必要と判断したため、以下の取り組みを構築・実践していった。取り組みは、まず「看護の質」評価表を作成し、それを元に、看護記録を毎月評価した。看護記録に記載が不足している項目については、病棟スタッフへ指導を行うと共に、「看護の質」評価表の内容をチームリーダーと共に検討し、評価項目の修正を行いながら活用した。さらに、患者にあった看護介入が出来る看護師の育成のため、入院患者の全体像を把握する必要があり、入院時より患者の入院前ADLや生活環境、患者・家族の気持ちを情報収集出来るようワードパレットを作成し入院時に活用した。そして、それらの情報を元に看護ケアカンファレンスを行い、個々の患者に合った退院目標の設定や必要な指導内容を抽出し、在宅サービス調整の検討を実施し看護に活かした。相澤病院―158―

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