2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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臨床診断との重大な解離、届け出感染症症例、病理診断確定後の診断変更などをパニック値として設定し、主治医に報告・カルテ記載を行うこととした。③病理検査における問題事例と改善の記録を継続的に記録するシステムを構築問題症例ファイルを作成するとともに重大事例についての改善の記録の保存を開始。④病理報告時間のモニタリングの開始術中迅速診断、組織、細胞診断について規定報告時間より報告の遅れた症例のモニタリングを開始した。今後遅延事例の解析により報告時間の短縮につなげたい。⑤検体数:組織診検査5,382件、細胞診検査11,211件、解剖件数13件、解剖CPC6回、各科学術活動支援34件【検査科】①検査報告についてのモニタリングを開始し、至急、緊急検査よびパニック値の報告を確実に行う体制を整えた。(1)「緊急・至急検査報告規程」にて定義つけられた検査報告時間について診療部に説明し、緊急性のある検査を優先して実施し報告する体制を整えた。この結果、医師からの検査依頼の適正化が図られ、緊急・至急検査の90%が規定時間内に報告されている。(2)パニック値報告については2012年7月、12月に規程を改定し対象項目の見直し、検査科から報告後した医師が速やかに対応したかを報告後1時間以内に検査科で確認する運用としたことで、パニック値報告に対する医師のカルテ記載が確実にされている。②「臨床検査センター利用の手引き」第4版を刊行し、診療部、看護部その他各部門の職員に配付して臨床検査センターに関する最新情報を提供した。③院内各部署で使用している血液ガス分析装置、超音波検査装置、心電計などの検査装置の保守点検について検査科にて計画的な実施を開始した。④JCSS標準温度計を購入し、試薬保管庫の温度管理をダブルチェックしているデジタル温度計および棒状温度計の表示温度の整合性を検証した。⑤JCI受審を機に引火性試薬保管庫としての耐火キャビネット購入、従来再生利用していた体液、蓄尿ボトルなど消耗品のディスポ化に加え、環境整備など職場環境の改善に取り組んだ。⑥福島県県民健康管理調査に協力し、長野県内に居住されている福島県出身の小児にたいして甲状腺超音波検査を実施した。(2012年11月から2013年3月までに39名実施)⑦感染防止対策加算、地域連携加算に基づき、細菌検査担当臨床検査技師が連携病院との相互ラウンドへの同行や合同カンファレンスにおいて検出菌・耐性菌発生状況などの報告および感染対策に関する講師を担当した。⑧購入機器・血液凝固測定装置SysmexCS-5100(更新)・血糖HbA1c装置ARKREYGA1171・HA8181(更新)・卓上型層流プッシュプル換気装置(新規)・遺伝子解析装置TaqMan48ロシュ・ダイアグノスティックス(更新)3学術・研修【学会発表】田中正明,樋口佳代子,山ノ井一裕,須藤素弘.胃に腫瘤形成をきたしたplasmablastictypelymphomaの一例.第101回日本病理学会総会示説,京王プラザホテル,2012年4月28日,東京山ノ井一裕,岸本浩史,西田保則,中村将人,須藤素弘,廣田誠一,樋口佳代子.Germlineに新たなc-kit遺伝子変異が認められた多発GISTの一例.相澤病院―150―

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