2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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応用し教育システムを構築した。【ポジトロン断層撮影センター】①2012年8月31日〜9月2日に日本核医学会PET核医学分科会「PETサマーセミナーin信州(大会長小口和浩)」を開催した。日本全国から461名の参加があり、成功した。②FDG以外の薬剤を用いたPET検査を可能とするため、PET用多目的合成装置を導入した。アルツハイマー病の診断に有効なアミロイドイメージングのためのC-11PiB、脳腫瘍の診断に有効なアミノ酸代謝イメージングのためのC-11メチオニンの合成の準備を行った。③2012年度4,010件の検査を施行した。このうち保険診療3,212件、保険適用外の自費検査109件、検診689件で、保険診療が中心であった。④保険診療の疾患別では、肺癌(30%)、乳癌(17%)、悪性リンパ腫(13%)、大腸癌(11%)の症例が多かった。新規に保険適用となった心サルコイドーシスは32検査を施行した。この他、頭頚部癌、子宮卵巣癌、胃癌、食道癌に広く利用された。⑤保険診療での院外からの紹介は年間で2,318件であり紹介率は72.2%であった。紹介元は信州大学が965件と最も多かった。他に、諏訪赤十字病院318件、松本病院116件、上田医療センター103件など、多数の病院から依頼を受けた。⑥検診では、2011年度検診受診者の追跡調査を行い、PETを含めたがん検診受診者791名中(がんが既知の受診者は除く)、21名(2.7%)にがんが発見されたことを確認した。21例中15例がPET/CT陽性、6例は他の検査でがんが発見された。⑦サイクロトロン点検期間に、製薬メーカーが販売しているFDG注射薬を購入して検査を行い、長期間検査が止まらないよう対応した。3学術・研修【論文】小口和浩,竹内亮,伊藤敦子.リンパ節転移に著明なFDG集積を呈した混合型肝癌の1例.臨床放射線57:840-845,2012【講演】小口和浩.泌尿器悪性腫瘍のFDG-PET/CT.第48回日本医学放射線学会秋季大会教育講演26,2012年9月29日,長崎小口和浩.肺癌の診療におけるFDG-PET/CTの有用性と留意点.第7回三河PET研究会特別講演,2013年3月9日,豊橋【シンポジスト】藤倉栄二.診療放射線技師に今足りないもの,そして必要なもの〜CT・MRI〜.平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会シンポジスト,2012年10月7日,栃木県【学会発表】小口和浩.サルコイドーシス合併肺癌のFDG-PET/CT.第51回信州放射線談話会,2012年5月19日,茅野市加賀美聡之介.診断に苦慮した膵腫瘤の1例.第52回信州放射線談話会,2012年12月15日,松本市上沢一夫.くも膜下出血における320列AreaDetectorCTの有用性.第28回日本脳神経血管内治療学会,2012年11月17日,宮城県深澤大樹.頸動脈プラーク撮影におけるT1-FlairSPACEの撮影条件.相澤病院―147―

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