2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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①技師部門「放射線画像診断センター技師部門の専門性を発揮し、積極的にチーム医療に参加するため各検査について症例毎の画像診断を習得し、必要な情報を誰もが迅速に報告できる教育システムを前期に構築し習慣化を図る。また、相澤病院放射線画像診断センターとしての特徴ある要件を含めた職能要件書を後期に作成し評価システムの充実を図る」を目標に以下の事項に取り組んだ。(1)的確なパニック値報告を行うための取り組み2012年7月から始まったパニック値規程により、新たな大動脈解離、腸管虚血など15症例について担当医師に報告を行う事になった。報告を行うには技師の知識、経験の違いから24時間365日の対応にスタッフ毎で差が生じることが懸念されたため、早急な教育による対策を行った。15症例について画像所見、疾患的特徴から問題を作成し、スタッフの知識について評価を行った。特に不足している部分に対して勉強会を行う事で全体の底上げを図り初回評価67%から95.1%までの引き上げが達成できた。(2)特徴ある要件を含めた職能要件書の作成パニック値報告を恒常化し適正に行うために、パニック値各症例の知識度、技術についてスタッフ個々の評価、教育に使用できる内容を付加した職能要件書を作成した。救急診療に必要な職能を評価できる相澤病院放射線画像診断センター特有の要件書に仕上がった。②事務課「画像診断サービスの時間的モニタリングを効率的に、一目で確認できるシステム構築を前期で行う。そして、後期にこのシステムが適正に行われているかの検証を行い、PDCAによる改善を2回行い、恒久的なシステムを目指す」を目標として活動した。今年度から画像診断サービスとして依頼から検査開始、検査終了から読影終了までの時間を、「緊急」「至急」「通常」に設定した。特に「緊急」は患者の生命維持に関わるため、検査開始まで30分、読影終了まで2時間という規程が遵守されているかをモニタリングする必要があり、事務課でモニタリング方法を確実に簡易的に行えるシステムを検討・構築した。③地域医療と連携(1)他施設に対する胸部X線撮影の協力「真寿園」「ささらの里」の2施設の入所者に対し、当院の技師・装置を派遣し胸部X線撮影を実施した。(2)他医療機関からの高額医療機器検査の受入れCT・MRI・骨密度検査において、他医療機関からの依頼を受け検査を実施した。(CT-1060件、MRI-1003件、骨密度検査-22件)【看護科】①目標放射線画像診断センターの看護師として、必要な知識・技術の明確化、職能用件書の見直しを行い(等級・職能毎に示された職能に沿って自己評価・他者評価を受け、自己啓発すると共に)継続した教育システムを構築する。②前期は業務の明確化、職能用件書の見直しをした。実施している業務、業務するにあたり必要な知識・技術を洗い出し、職能用件書の再整備をした。看護部共有のフォーマットにした。業務工程を明確にして、CT造影検査、MRI造影検査、TV室の検査・処置の手順書を作成した。③後期は整備した職能用件書、業務手順書を元に評価表を作成し看護師の評価をした。それを基に放射線画像診断センターに配属後の教育システムを構築した。職能用件書を基に評価表を作成し自己評価・他者評価を行った。未熟・未経験の検査・処置介助には積極的に関わって技術を修得してもらった。評価表を基に部署配属後にどの時期に何をどのように教育していくか検討し、部署別カリキュラムと相澤病院―146―

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