2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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脳卒中・脳神経センターセンター長小林茂昭1概要脳卒中・脳神経センターは、神経救急、脳卒中診療、一般脳神経外科疾患、神経内科疾患を扱う部門である。組織的には、脳卒中・脳神経センター、脳神経外科、神経内科、脳血管内治療センター、ガンマナイフセンター、高気圧酸素治療センター、リハビリテーション科、脳卒中・脳神経リハビリテーションセンターを統括する。神経救急では、神経外傷に随時対応するほか、脳卒中に対しては、法律に則した脳卒中ケアユニット(SCU)12床を有し、脳神経外科、脳血管内治療グループ、リハビリテーション科との毎朝のカンファランス等の綿密な連携に基づくチーム医療により、早期診断、超早期のtPA静注療法、血栓除去手術、バイパス手術を含む早期治療、早期リハビリテーションを実践して最大限の効果をあげることを目指している。神経系疾患一般に関しても、320列CT装置、ガンマナイフパーフェクション等を含む最新の診断諸器械を駆使して的確な診断を行い、開頭手術に加えて、脳血管内手術、ガンマナイフ治療、高気圧酸素治療等広範な治療方法の選択肢を提供している。その他特徴的な治療として、神経内科と脳神経外科共同で施行するパーキンソン病等不随運動疾患に対する脳深部刺激療法(DBS)があり、リハビリテーション科では、脳卒中患者のSCUにおける超早期リハビリテーション開始と、最近では脳卒中後上肢麻痺に対する経頭蓋磁気刺激治療(TMS)を慈恵会医大リハビリテーション科と共同で実施、さらに上下肢痙縮に対するボツリヌス治療を開始している。【部署構成】脳神経外科:医師4名神経内科:医師4名脳血管内治療センター:医師2名ガンマナイフセンター:医師2名高気圧酸素治療センター:医師1名(兼任)脳卒中集中治療センター:医師1名(兼任)/理学療法士1名(兼任)リハビリテーション科:医師1名脳卒中・脳神経リハビリテーションセンター:理学療法士21名/作業療法士22名2今年度の取り組みと成果①各部門の更なる充実と、部門間の連携をより綿密にしてチーム医療の強化をはかる。②公開講座等広報活動を継続して行い、患者・手術数の増加につとめ地域医療に貢献する。【脳神経外科】①概要脳神経外科専門医8名の体制にて、神経救急、脳卒中診療、脳神経外科一般を行っている。救急医療に関しては、救急診療部との密接な連携をとり、脳卒中、頭部外傷などの神経救急疾患に関しては神経内科と連携し24時間受け入れ、速やかな診断治療を心がけている。脳卒中に対しては神経内科、リハビリテーション科およびリハビリスタッフと、毎朝合同カンファレンスを実施し情報の共有化を図ると共に、より早期から十分量のリハビリテーションの効果的な介入により患者がより良い状態で退院される様に努めている。脳神経外科分野では脳血管内治療センター、ガンマナイフセンターに加えて、高気圧酸素治療センターがあり、脳腫瘍や脳血管障害等に関して、広い治療の選択肢を有し、神相澤病院―129―

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