2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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②腹膜透析腹膜透析は7名が外来通院していた。2012年度の新規導入は3名であった。③その他の血液浄化療法持続血液濾過透析(CHDF):34件エンドトキシン吸着(PMX):10件免疫吸着:5件腹水濾過濃縮再静注法:7件④バスキュラーアクセス関連手術内シャント設置などのバスキュラーアクセス関連手術は148件で、このうち33件が人工血管移植であった。経皮的血管形成術(PTA)は181件であった。⑤腎生検2012年度の腎生検は11件であった。疾患内訳はIgA腎症3例、微小変化群2例、膜性腎症2例、顕微鏡的多発血管炎1名、高血圧性腎硬化症1名、糖尿病性糸球体硬化症1例、間質性腎炎1例であった。⑥新しく取り組んだこと医師、看護師、臨床工学技士、事務員の多職種で外来透析患者全員のカンファレンスを開催した。外来透析患者全員の病状、透析効率、生活背景について評価し、透析条件を見直した。また、看護ケアカンファレンスにて転倒・転落評価を行い多職種との情報共有し、来院時の事故防止に努めた。また、抜針事故防止のため身体抑制を余儀なくする患者に対して抑制の評価を行い、患者に適した抑制が実施されるように努めた。JCI認証に基づき、血液透析管理規程を発行して、透析の手順を明確にした。規程遵守のモニタリングも適宜実施した。清潔、汚染の区域を明確にし、廃棄物の処理の仕方をさらに厳重にした。中央管理できるものは業務委譲した。透析センターで行う血液検査を安全に行うために、検査室を新設した。患者の避難経路を十分に確保する為に整理整頓を行い、車椅子・ストレッチャー収納場所を確保した。また、医療機器・物品・薬品・看護用具・リネン類などを規程に準じて、安全管理を目的にそれぞれの倉庫を新設し、施錠管理等できるようにした。透析センター患者ベッド周囲・通路において、透析機器を含めた各種コード類の整理と物品などの収納場所の整理を行い、災害時等にも備えた安全な通路の確保をした。今後も患者数が増加する中で、安心と安全に治療が受けられるよう努力していきたいと考えている。3学術・研修【論文】小口智雅.予め作製したシャントが慢性血液透析導入時の入院期間と予後に与える影響と,予めシャント作製ができなかった原因の検討.相澤病院医学雑誌,第10巻:17-22,2012中澤峻.lansoprazole関連Collagenouscolitisを発症した透析患者の一例.相澤病院医学雑誌,第10巻:43-47,2012【学会発表】小口智雅.透析用カフ型カテーテル留置術中のトラブル.第19回信州腎不全談話会,信州大学医学部附属病院外来診療棟,2012年4月7日,長野県松本市丸山貴代.かゆみに対する看護の取り組み.第57回日本透析医学会学術集会,京王プラザホテル札幌,2012年6月24日,北海道札幌市石田正高.胆嚢炎の治療中に発症した急性腎不全により発見された発作性夜間血色素尿症の一例.第42回日本腎臓学会東部学術大会,朱鷺メッセ,2012年10月13日,新潟県新潟市相澤病院―116―

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