2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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心臓病大動脈センターセンター長櫻井俊平1概要心臓病大動脈センターは、循環器内科と心臓血管外科で構成され、心疾患や大動脈疾患、末梢血管疾患などの治療を行っている。地域医療支援病院の心臓病大動脈センターとして、紹介症例や救命救急センター受診症例に対する迅速な対応を目標としている。循環器内科と心臓血管外科によるカンファレンスをもとに、患者にとって最善の治療が提供できるよう診療を行っている。2今年度の取り組みと成果【循環器内科】①概要高齢化社会を迎え、また、生活習慣病の蔓延から、虚血性心疾患、心不全、不整脈などの循環器疾患をお持ちの患者が増加しており、当院の救急救命センターには急性冠症候群、発作性不整脈、うっ血性心不全増悪などで多数の患者が受診している。また、登録医の先生方からも、多数の患者をご紹介いただいている。循環器内科は、このような疾患をお持ちの患者に対する迅速な診断と治療が行えるよう、診療に当たっている。2012年の循環器内科は、筆者(櫻井俊平)と鈴木智裕先生、荻原史明先生、羽田健紀先生、西山茂樹先生、樋口智子先生の6名で診療を開始した。4月に荻原先生と羽田先生が転勤となり、後任として麻生真一先生と植木康志先生が赴任した。②今年度の取り組みと成果<2012年、主な診療実績>診断的カテーテル検査592例(緊急38例)冠動脈形成術214例(緊急102例)下肢PTA26例ペースメーカー埋め込み73例(交換10例)ICD/CRT/CRT-D埋め込み5例(交換2例)経皮的僧帽弁交連切開術(PTMC)1例冠動脈CT551例当科では主に、2004年に新設された第二血管撮影室(Siemens社製AxiomArtis,Biplanesystem)を使用して心臓カテーテル検査及び治療を行ってきた。しかし、経年変化により画像の劣化がみられたため、血管撮影装置の更新が行われた。機種選定委員会での討議を経て、Philips社製AlluraXperFD20/10のBiplaneSystemが選定され、9月から10月にかけて更新工事が行われた。新システムでは、良好な画像が得られると同時に、冠動脈のBiplane撮影が容易となり、造影剤使用量および被曝量が低減されている。冠動脈形成術し施行症例は2011年の188例から214例に増加した。【心臓血管外科】①概要当院心臓血管外科は、2002年開設され、今年で11年目の節目の年となった。これも、ひとえに周辺医療機関より、多数の患者を御紹介いただき、ご支援、ご協力を頂きました結果であり、御礼申し上げたい。また、今後も循環器科とさら強固な連携を行い、地域医療の要求に応える体制を整えたいと考えている。当科は、2010年7月より、現在の体制に移行し、新たな体制での診療体制、診療方針がようやくス相澤病院―112―

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