2012年度 社会医療法人財団 慈泉会 年報
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消化器病センターセンター長薄田誠一1概要当センターは、日本消化器病学会認定施設・日本消化器内視鏡学会認定指導施設であり、設備は上部用内視鏡室5室、下部および膵・胆管用の透視室3室、大腸前処置室2室(約25名収容可)、リカバリールーム1室(4ベッド)、洗浄室1室(洗浄器9台)で、全ての内視鏡室と透視室にビデオ内視鏡システムおよび周辺機器が配備されている。上部消化管内視鏡検査は月〜土曜日の午前、下部消化管内視鏡検査は月・木・金曜日の午後、膵・胆管内視鏡検査は火曜日の午後施行している。水曜日の午後は、内視鏡的切開剥離術等の内視鏡的治療に当てている。基本方針は病院全体のそれに基づき、以下の通りである。①病診連携、病病連携を充実させ、紹介による外来および入院の検査・処置件数の増加を目指す。②検査予定日と依頼日の間隔を短縮(2週間以内)することで、検査待ちによる紹介医の先生方や患者の不安を解消する。③救急体制を整え(時間外:医師2名・スタッフ2名待機)、迅速かつ適確な緊急内視鏡検査および治療を施行する(緊急内視鏡件数は723件)。④最新の内視鏡的手技や治療法(拡大内視鏡・NBI・切開剥離術・カプセル内視鏡・ダブルバルーン小腸内視鏡等)を行い、高質な医療を提供する。⑤健康センターよりの上部・下部消化管内視鏡検査を円滑に施行する。⑥地域医療支援病院として研究会を開催する(中信臨床内科研究会及び肝胆膵臨林懇話会)。【部署構成】消化器内科に所属する常勤医師12名(日本消化器病学会指導医2名・専門医5名、日本消化器内視鏡学会指導医1名・専門医4名)非常勤医師4名看護師13名・臨床検査技師6名、内視鏡技師有資格者12名、看護アシスタント3名、事務3名2今年度の取り組みと成果【内視鏡センター】センター長五十嵐亨実績検査および処置件数に閲しては、総件数23,637件(前年度比2.9%減)で、上部消化管19,001件(前年度比3.4%減)、下部消化管(小腸及びカプセル内視鏡を含む)は4,145件(前年度比3.9%減)、膵・胆管420件(前年度比15.4%増)であった。上部・下部消化管件数は共に、前年度に比較して減少しているが、消化器内視鏡医師が2.5人減少したのが影響していると考えられる。一方、膵・胆管は、前年度に比較して増加しているが、特に内視鏡処置が増加した。消化器緊急件数に関しては723件(前年度比0.5%減)とほぼ昨年と変化がなかった。内視鏡的治療は、1)食道静脈癖硬化療法(結紫術を含む)、2)上部・下部消化管出血に対する内視鏡的止血術、3)上部・下部消化管の腫瘍性病変に対する切除術(ポリペクトミー・粘膜切除術・切開剥離術を含む)、4)膵・胆管の狭窄および閉塞に対する内視鏡的ドレナージ、5)総胆管結石および膵石に対する内視鏡的裁石術、6)内視鏡的胃壕造設術等を施行しているが、総件数1027件であった(表)。相澤病院―108―

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