社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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3)平成23年度4月陽子線治療棟建築確認申請6月SHIと正式契約建築請負業者(清水建設)が決定し、着工8月掘削開始湧水対策として薬剤注入工法を採用9月−5m(地下1階レベル)まで掘削11月−15m(地下2階レベル)まで掘削12月地下2階床面コンクリート打設1月文部科学省へ使用許可(ドラフト版)提出3月治療棟外観完成文部科学省へ使用許可(正式版)提出4月サイクロトロン搬入・現地組立4)広報活動慈泉会として、平成22年8月の導入記者会見、平成23年6月の契約書調印式・起工式、平成24年4月のサイクロトロン搬入時にプレスリリースを行った。また生命保険各社に対し従業員(営業職員)向けの説明会を随時開催し、平成24年3月までに18回・延べ1200人を対象に実施した。*陽子線治療は先進医療(280万円程度)として治療可能なため、民間医療保険(先進医療特約)の普及が望ましい。5)当院の特徴および展望従来の陽子線治療施設はその多くが2回転ガントリー室+1固定ポート室という構成になっている。しかし固定ポート室を使用している施設はほとんどなく、国立がん研究センターでは回転ガントリー室も常時1室しか使用していないのが現状である。(1室は研究開発用)当院は敷地面積の関係で回転ガントリー室1室という構成であるが、計画当初より高精度治療を念頭に計画を進めてきた。現在世界中でMDアンダーソンがんセンターと放射線医学総合研究所でしか行われていないスキャニング照射法(がん病巣を塗り絵のように治療する技術)を備えており、正確な位置決めのためのデジタルX線イメージングやコンビームCT・インルームCTと6軸ロボット制御寝台、照射部位モニタリングのためのオンラインPETも装備している。これらは世界最先端の技術であり、当院が注目されている理由のひとつである。またパートナーの山梨大学は体幹部定位放射線治療の世界的リーダーであり、早期肺がんにおいては手術と同等の治療成績をおさめている。当院ではこの技術を陽子線に用いる事により、更なる治療成績の向上を目指す予定である。(体幹部定位陽子線治療・強度変調陽子線治療の確立)①治療室②回転ガントリー③操作室④診察室⑤ACCC入口⑥受付・会計⑦230Mevサイクロトロン⑧ビーム輸送路⑨電源室慈泉会本部―355―

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