社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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長・伊藤隆夫氏からは「訪問リハビリテーションの効果をどのような形で表すかそれぞれが考え、積極的に世間へ表出していく事が大切だ」と力強い話もあり、リハセラピストに対して明確な課題を提示して頂いた。2日目は信州大学医学部保健学科教授・大平雅美氏による「高齢者における運動療法その背景と基本的な考え方」、鹿教湯三才山リハビリテーションセンター・小林洸介氏による「嚥下障害に対するリスクマネージメント嚥下のメカニズムと注意点」の2講演を行い、午後は「地域に根ざした訪問リハビリテーション」と題してシンポジウムを行った。シンポジストを各地区(北信・中信・東信・南信)で訪問リハを実践する4事業所に依頼し、実践報告および今後の課題を提起頂いた。フロアから「医師との連携はどうしているのか」といった議題には、「時間が合わず直接伺って連携をとることは難しい。紙面での連携が現状となっている」、「各医院の都合いい時間を一覧表にしている」「こまめに足を運び、顔を覚えてもらうよう努力している」など多数の意見が聞かれ有意義な研修会となった。来期もこのような機会があれば、積極的に信州訪問リハビリテーションネットワークの活動に関わり、少しでも質の高い訪問リハビリが提供できるように努力していきたい。(鈴木修)●居宅介護支援事業所●居宅介護支援事業所1.概要・スタッフ構成松本市・塩尻市に拠点を置き、松本市・安曇野市・塩尻市・山形村・朝日村をサービス提供地域として居宅介護支援の提供をしている。平成12年4月にケアマネジャー数常勤3名で開設されたが、本年度は松本が、常勤17名・非常勤3名・兼務2名の合計22名。塩尻は、常勤3名・非常勤1名の合計4名体制となった。要介護・要支援の方を取り巻く環境の変化により、様々な角度からの支援が必要なケースの増加、今後さらに関係各方面との連携が重要となっている昨今、介護支援専門員の質が問われているが、医療と介護の連携においては急性期病院・訪問看護ステーション・訪問リハビリ・ヘルパーステーション・通所リハビリ事業所併設にされた事業所という恵まれた環境にある事を活かし、両事業所とも特定事業所加算Ⅱ算定事業所として困難事例にも精力的に対応している。2.今年度の取り組みと成果〈松本〉実利用者数は1年間で76名増え670名。介護給付算定は月平均530件、予防給付受託数は78件の実績。松本市全体の要介護・要支援者数のうち約6.4%に対応している。新規受入は277件、終了が207件、利用再開が6件であった。*グラフ参照地域在宅医療支援センター―319―

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