社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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地域医療連携室地域医療連携室は、地域の先生からの温かいご支援のもと、本年で15年目を迎える事ができた。現在9名(平成24年3月末)の担当者で地域の医療に貢献できるよう、積極的に医療連携に取り組んでいる。地域の医療機関の先生方にご紹介いただいた患者さんに、安心して受診して頂くことや、地域の先生方との連絡を密にし、連携の窓口として地域の先生と当院医師や患者さんの気持ちを繋げる橋渡し役としてお役に立てるよう活動している。地域医療連携室では院内・院外の医師をはじめ、スタッフや患者さん、ご家族など多くの調整や連携が必要となる場面が多くある。その際、スタッフがより迅速、的確に業務を行えるよう、マニュアルに沿って行う業務の部分、マニュアルにならない人と人とのより良い関係づくりを基とした業務の部分をしっかりと捉え、スタッフ全員が的確にいきいきと業務を行えるよう、雰囲気づくりを大切にしている。また、平成23年度も顔と顔の見える連携を基本に、がん連携パスや退院時共同カンファレンスを活用し、患者さん一人一人、一例一例丁寧に、患者さん、ご家族の立場に立った退院マネジメントを、医療福祉相談室と協働し、医療連携センターとして実施した。今後も病診連携・病病連携をはじめ、福祉施設との連携により、地域内で機能分化による患者さん中心の医療に心掛け、地域医療支援病院としての機能を更に充実できるよう、地域の先生方からのご指導を賜りながら努力していきたと考えている。○勤務時間月〜土9:00〜17:40日8:30〜17:10医療福祉相談室入院されている患者さん、ご家族に対して、医療福祉相談室では入院中や退院後の生活に不安や心配な事を伺い、様々な福祉の制度(介護保険、身体障害者福祉、障害年金、限度額適用認定証等)の紹介、援助を行っている。入院時から早期退院に向け支援を行い、地域完結型医療提供の中で、他医療機関、福祉施設、居宅介護支援事業所等への円滑な調整のために協力、連携を行っている。特に退院する患者さん、ご家族に安心感を持って頂き、切れ目の無い連携を行いつつ早期退院を実現するために、かかりつけ医を招いてのカンファレンスの実践に力を注いでいる。○入院患者は病棟担当制を実施。外来患者も適宜対応。○勤務時間月〜土9:00〜17:402.今年度の取り組みと成果地域医療連携室①平成23年度の部署計画目標:「地域の病院へ転院となった患者さんの動向(最終転帰)を調査し、データ化し院内へ情報提供を行う。」当院に入院した患者さんは在宅や施設に戻るケースと転院となるケースがあり、特に転院となるケースにおいては、他の病院のベッドの状況、その先の介護施設等の受け入れ状況が影響するため、地域全体として患者さんの動きを把握することが必要であると考えた。医療連携センターでは、随時その状況を確認して調整を行っているが、円滑な退院支援を行うためには、転院となった患者さんのその先の動向を把握し、その情報を定期的にデータ化し病院内で共有することで、当院退院時だけではなく、転院後、さらには転院先の退院後までを見据えた退院調整や転院調整を行う必要があると考えた。そこで平成23年度は当院より転院となった患者さんの動向を調査し、その情報をイントラネッ活動報告―220―

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