社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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末に院内全体向けの発表会として実施。経験した症例を振り返ることで、自分たちが行った看護がどうであったかを考え、さらに良い看護を行うために部外のスタッフを交えて検討できたことは有意義であった。3.学術・研修1)集中ケア認定看護師養成課程へ1名参加2)第39回集中治療医学会学術集会に2名参加3)第32回長野県看護研究学会発表(気管内挿管チューブ固定方法の見直しによる潰瘍形成予防の取り組み)(鈴木充)SCU病棟1.概要・スタッフ構成脳神経外科6名、神経内科3名、リハビリテーション科3名、γナイフセンタ-1名のスタッフで、神経救急、脳卒中診療、脳・神経疾患全般を扱っている。救急医療に関しては、救急診療部との密接な連携をとり、脳卒中、てんかん、頭部外傷などの神経救急疾患に関しては脳神経外科と神経内科が連携し24時間受け入れ、速やかな診断治療を心がけている。特に、2005年10月から認可されたrt-PA静注療法には積極的に取り組んでおり、図1のように2011年は27症例に達し、ペースメーカー留置症例を除き、全例で緊急MRIを施行し、慎重に適応を判定しており、今までに症候性出血や出血死亡症例はない。脳卒中に対しては神経内科、リハビリテーション科と、毎朝合同カンファレンスを実施し、情報の共有化を図ると共に、来院時の早期診断と早期治療および超早期のリハビリテーションの効果的な介入にて、患者さんがより良い状態で退院されることを考えるとともに、在院日数の短縮に努めている。脳神経外科分野では脳血管内治療センター、ガンマナイフセンターに加えて、高気圧酸素治療センターがあり、脳腫瘍や脳血管障害・奇形等に関して、治療の選択肢が広いとともに、神経内科と共同してパーキンソン病に対する深部刺激手術に積極的に取り組んでいる。このように患者さんに最適で最新の治療を提供できるセンタ-であるように心掛けている。2.今年度の取り組みと成果脳卒中症例総数は、図2のように過去4年間600症例前後、脳梗塞は400例前後を推移しているが、2011年は脳梗塞431例と過去最高となり、くも膜下出血数は減少し39例であった。t-PA治療の啓蒙活動も積極的に行っており、図3のように2時間以内の来院患者さんの割合が2010年までは徐々に増加傾向を示し、2010年には30%を越えたが、2011年は若干の減少となっており、今後も地域社会への啓蒙活動に取り組んでいきたい。t-PA治療への新たな取り組みとして、t-PA治療後MRI評価にて再開通を認めない症例に、積極的に急性期血行再建術に取り組んでいる。相澤病院―175―��������������������������������������������������������������������������������

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