社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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た。良い点を重視することで、スタッフのモチベーションもあげることができた。また、毎月再確認のための部署内勉強会を行った。普段、忘れていることを再確認できるとともに、スキルアップにつながった。3.学術・研修松本短期大学看護学科看護学生の実習受け入れ弥富看護学校看護の統合の実習受け入れ北九州総合病院見学11月2日松波総合病院見学3月14日(酒井弘子)4S病棟1.概要・スタッフ構成(1)概要4S病棟は、腎臓内科・呼吸器内科・内分泌糖尿病疾患の患者さんを中心とした一般内科病棟である。61床と多くのベッド数を配置している病棟のため、スタッフステーションを2ヶ所に設け、4S①病棟、4S②病棟にそれぞれ1名ずつ主任・事務員を配置している。主に4S①病棟には糖尿病教育入院の治療目的の患者さんが入院し、4S②病棟には透析シャント造設目的や透析導入患者さんが入院している。(2)スタッフ構成病棟長:1名主任:2名看護師:27名(内パート7名)・准看護師:2名(内パート1名)・病棟クラーク:2名・看護アシスタント6名(内夜間22時まで担当1名)2.今年度の取り組みと成果(1)退院調整に関わる在宅医療スタッフとの連携について4S病棟の入院患者さんの特徴として、急性期治療を要する慢性期疾患を抱えている患者さんが多く、急性期治療が終了し、退院されても再発、又は増悪して再入院されてくる患者さんの頻度が高い。今年度、4S病棟のビジョンとして、①急性期治療が必要な患者さんに対して、身体的機能低下、精神症状低下の予防を多職種で早期から介入していくことで、QOLが低下しない看護も目標とし、急性期治療が終了すると同時に、その人らしい生活に戻すことを目指したい。②入院前より、基礎疾患・合併症を抱えている患者さんが、退院後のQOLが低下しない療養生活が送れるように、急性期疾患の援助だけではなく、患者さんの全体像を捉え、その患者さんに必要な看護を提供したい。この2点について病棟全体で取り組んできた。急性期治療が終了し、自宅退院された患者さんに対して、在宅医療スタッフと患者さんの退院後の生活について情報交換し、入院中に介入した看護、退院支援が退院後どのように活かされているのか、入院中、不足している介入は何であるのかの定期的な意見交換、検討していく症例検討会を開催するようにした。今まで、在宅医療スタッフと病棟スタッフとの交流の機会が少なかったため、自宅退院された患者さんが実際入院中に指導したことが活かされているのか評価ができず、自分達の指導内容、方法について改善がされていなかった。在宅医療スタッフと病棟看護師が対象患者さんについて評価を行なうことで、退院調整の看護介入の質が徐々に向上し、退院後を見据えた指導、家族への確認が行えるようになってきている。今後も継続して在宅医療スタッフ、多職種と活動報告―170―

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