社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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トを行う。*全身状態不安定で急変時には静注での処置が必要となる可能性がある患者さん、薬剤を微量で静注する必要がある患者さんは一度評価し、該当する場合は以後評価不要その後は看護ケアカンファレンスにて評価行う。アセスメントフローチャートにより「不要」をアセスメントした場合、看護師は直ちに医師に確認し、持続点滴を解除する。医師が解除を許可しない場合、看護師はその理由や状況を記録に残し、翌日以降、再度アセスメントを行って、早期の解除に努める。5.フローチャート使用し評価する対象患者さん①絶対・床上安静指示の患者さん②酸素投与されている患者さん③24時間持続点滴している患者さん④心電図モニター装着している患者さん上記、4点について該当する患者さんを選択し、それぞれ該当する項目について評価実施した。看護記録への記載方法も統一し、部署内で共有できるようにした。まとめ実施後、スタッフからはフローチャートにて評価を行い、モニターを早期に抜去でき患者さんの負担を軽減することができた。フローチャートを使用したことで、根拠を持って医師に相談できるようになったとの意見が聞かれた。高齢入院患者さんは、入院となる疾患以外生活障害を抱えている事が多く、認知症を患っている方も多い。入院を機に認知症が悪化することで生活障害も増大する。身体的、精神的機能が低下することはご家族の生活までにも影響を及ぼす。フローチャートを作成し使用することで看護師個々の判断ではなく、適時、適切に根拠を持って医師に相談ができるようになった。患者さんの行動抑制となるルート類や付属物を早期に外すことができ、結果的に身体抑制が減りADL拡大や、精神的ストレスの軽減を図る事ができたと考える。高齢化が今後さらに進む中で、入院患者さんの高齢化もますます進む。入院中の患者さんの生活障害を進行させないために看護がなす役割は大きく、個々の看護師が役割と責任を自覚し、今後も患者さんに優しい看護を提供していきたい。(常田由賀利)3A病棟1.概要・スタッフ構成3A病棟は、泌尿器科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、形成外科、眼科の外科系の混合病棟である。クリニカルパスを使用し、短時間(平均在院日数:6日前後)で検査・治療を行い退院を迎える患者さんの術後管理、退院後の生活指導を行っている。また、癌患者に対する化学療法の管理、その後のターミナル・ケアも行っている。スタッフ病棟長:1名主任:1名看護師:18名(内短時間勤務1名パート1名)准看護師:2名看護アシスタント:2名病棟クラーク:1名相澤病院―165―

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