社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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精神神経科1.概要・スタッフ構成当科はコンサルテーション・リエゾン精神医療(Consultation-LiaisonPsychiatry)を業務としている。精神科入院病棟はない。原則として精神科受診のみを目的とした患者さんの外来診療は行わない。身体疾患で入院中の患者さんや救急外来をふくむ他科外来を受診中の患者さんの精神疾患の診断・治療を主な目的としている。常勤のスタッフは精神科医2名(佐藤健司1982年卒、田丸恒実1998年卒、ともに精神保健指定医)および心理士2名である。専任の看護師はいない。夜間、休日の当直体制はなくオンコールで対応している。なお、精神疾患の確定診断がなされ長期にわたるフォローアップの必要性があり、かつ当院で身体疾患の治療を受けていない方は、出来る限りもよりの精神科専門治療機関にご紹介している。2.今年度の取り組みと成果入院に関しては、臨床心理士によるアセスメントやカウンセリングを積極的に行った。外来においては、自殺未遂患者さんの当科をはじめとする当院での対応内容を検討し今後の治療体制を整備する基礎データを集積した。3.学術・研修院内スタッフを対象とした、認知症、緩和ケア、職員のメンタルヘルスに関する講習会を随時開催したほか、2011年11月12〜13日に当院で主催した緩和ケア講習会での精神医学領域を担当した。また2011年11月25〜26日開催の日本総合病院精神医学会学術総会で当院における臨床心理士の活動状況についての講演とポスター発表を行った。(佐藤健司)●臨床心理部門●臨床心理部門1.概要・スタッフ構成当部門は平成21年6月より旧心療内科廃止に伴い、精神神経科医療心理部門となった。現在は臨床心理部門に名称変更となり、引き続き業務遂行している。臨床心理士2名で構成され、精神科医のもと協働体制をとり、外来・入院患者へのスクリーニング面接、カウンセリング、リラクセーション指導、心理検査などにあたっている。また、入院患者さんにおいては、他科主治医、看護師、その他病棟スタッフより介入依頼を受け、ご本人及びご家族の心理的サポートを行っている。2.今年度の取り組みと成果外来対応精神神経科に通院中の患者さんにおいて、精神科医が臨床心理士介入の必要性を判断した場合にのみ、介入を行っている。心理療法主体となるケースは少なく、医師による薬物療法における補助的な介入を行っている。さらに、週に2回腫瘍精神科にて、診療補助を行っている。対象:うつ病、統合失調症、適応障害、双極性障害、不眠症、他の疾患に伴う精神的不調の出現がある等の患者さん。活動内容:精神疾患、原疾患に伴う抑うつ状態等についての精神状態アセスメント(スクリー活動報告―130―

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