社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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療が大きく変わる節目の年となった。当科では、2011年7月29日に米国シカゴのノースウエスタン大学血液腫瘍学講座:クワン教授をお招きして、血栓症に関する特別セミナーを開催した。クワン教授は長年にわたり血液凝固線溶の研究に携わり、血栓症に関する豊富な臨床経験をお持ちで、2011年7月23日〜28日に京都で開催された国際血栓止血学会に出席のため来日し、学会終了後、松本へおいで頂いた。Thrombosis2011-anupdateというタイトルで、血栓症に関する、幅広い内容のご講演を頂いた。ダビガトランは主に腎臓から排出されるため、治験の段階では腎機能障害例は除外されていた。ただ、実臨床の場では、使い勝手の良さから腎機能障害症例にも投与が行われ、関連性が否定できない重篤な出血性副作用による死亡症例の報告があり、2011年8月12日付で厚生労働省から安全性速報が出されるといった事態を招いた。抗凝固薬は循環器領域の治療薬として重要なものであり、循環器内科医として適切な使用法を広めていく責任を感じた出来事であった。3.学術・研修2011年7月29日:相澤病院心臓病大動脈センター主催特別セミナー会場:ヤマサ小ホール演題:Thrombosis2011-anupdate演者:HauC.KwaanMD,PhDMarjorieC.BarnettProfessorofHematology-OncologyProfessorofMedicine,NorthwesternUniversityFeinbergSchoolofMedicine座長:信州大学医学部保健学科:高昌星教授2011.5.14長野県心不全とVasopressin研究会「サムスカの使用経験〜DCM,CRTResponderの心不全増悪に対して」相澤病院循環器内科:櫻井俊平、樋口智子、西山茂樹羽田健紀、荻原史明、鈴木智裕.心臓血管外科:山浦一宏、恒元秀夫2011.5.31中信循環器懇話会「人工弁周囲の膜様疣贅により急性僧帽弁狭窄となり緊急手術を施行した僧帽弁置換術後の一例」相澤病院循環器内科:樋口智子、西山茂樹、羽田健紀、荻原史明、鈴木智裕、櫻井俊平.心臓血管外科:沖一匡、山浦一宏、恒元秀夫2011.9.10第221回日本循環器学会関東甲信越地方会「発作性心房細動、うっ血性心不全を契機に診断された心臓原発び漫性大細胞性B細胞悪性リンパ腫の一症例」相澤病院循環器内科:原英輝、鈴木智裕、加藤太門、羽田健紀、村山秀喜、櫻井俊平2011.9.27松本薬剤師会第184回生涯教育講座「急性冠症候群に対する診断と治療」相澤病院循環器内科:鈴木智裕(櫻井俊平)活動報告―116―

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