社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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心臓病大動脈センター1.概要・スタッフ構成心臓病大動脈センターは、循環器内科と心臓血管外科で構成され、心疾患や大動脈疾患、末梢血管疾患などの治療を行っている。地域医療支援病院の心臓病大動脈センターとして、紹介症例や救命救急センター受診症例に対する迅速な対応を目標としている。循環器内科と心臓血管外科によるカンファレンスをもとに、患者さんにとって最善の治療が提供できるよう診療を行っている。(スタッフ構成については、循環器内科、心臓血管外科の記載を参照のこと)2.今年度の取り組みと成果(循環器内科、心臓血管外科の記載を参照のこと)3.学術・研修(循環器内科、心臓血管外科の記載を参照のこと)(櫻井俊平)●循環器内科●循環器内科1.概要・スタッフ構成高齢化社会を迎え、また、生活習慣病の蔓延から、虚血性心疾患、心不全、不整脈などの循環器疾患をお持ちの患者さんが増加しており、当院の救命救急センターには急性冠症候群、発作性不整脈、うっ血性心不全増悪などで多数の患者さんが受診している。また、登録医の先生方からも、多数の患者さんをご紹介いただいている。循環器内科は、このような疾患をお持ちの患者さんに対する迅速な診断と治療が行えるよう、診療に当たっている。2011年の循環器内科は、筆者(櫻井俊平)と鈴木智裕先生、村山秀喜先生、羽田健紀先生、加藤太門先生の5人で診療を開始した。4月に村山先生と加藤先生が転勤となり、後任として荻原史明先生と樋口智子先生が赴任した。また、福山循環器病院へ国内留学していた西山茂樹先生が4月から戻り、合計6人での診療体制となった。2.今年度の取り組みと成果2011年、主な診療実績診断的カテーテル検査668例(緊急46例)冠動脈形成術188例(緊急75例)下肢PTA27例ペースメーカー埋め込み56例(交換8例)ICD/CRT(D)12例冠動脈CT555例心房細動に伴う血栓塞栓症予防薬として、長年、ワーファリンが使用されてきたが、効果に個人差があり、食事や併用薬で効果が変動することもあり、使いにくい側面もある薬であった。ワーファリンに代わる新たな抗凝固薬の開発が盛んに行われており、当科も治験(RELY試験)に参加した経口直接トロンビン阻害薬:ダビガトランが2011年4月から使用できるようになった。同様の効果が期待される第Xa因子阻害剤も、今後、発売が見込まれており、血栓塞栓症に対する薬物治相澤病院―115―

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