社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 16
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1.入院診療体制入院施設は消化器病センターとして3S病棟に病床(61床)が完備されている。2.外来診療体制消化器病センターとして月曜日から金曜日まで午前・午後に専門外来診療を行っている。慢性疾患の外来診療は病診連携下に地域の登録医の先生のもとで行っていただくことを基本として、紹介による紹介による定期的な検査・診療などを行っている。また、地域がん疾患拠点病院の認定を受け、消化器系悪性腫瘍に対する外来化学療法を積極的に行っている。肝疾患については慢性肝疾患患者さんの定期診察、C型慢性肝炎のインターフェロン治療などのほか、紹介により、登録医の先生のもとで治療を受けられている慢性肝疾患患者さんの画像診断(肝臓癌の早期発見を目指して)を行っている。さらに肝臓癌が発見された際には登録医の先生と今後の治療方針について検討し、患者さんにインフォームドコンセントを行い、治療を決定するようにしている。また長野県肝疾患診療専門医療機関に登録されたことを受け、肝臓病センターを立ち上げ、毎週月曜日・火曜日・金曜日の午前に専門医が外来診療を行っている。スタッフ現在のスタッフは消化器病センターとして常勤医師13名であり、信州大学医学部消化器内科から肝臓専門外来(肝臓病センター)に小松医師が専門医として派遣されており、膵臓外来には信州大学医学部保健学科より川教授が派遣されている。当院は日本内科学会認定医制度教育病院・日本消化器病学会専門医制度審議委員会認定施設・日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設・日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設・日本がん治療認定医機構認定研修施設・日本緩和医療学会認定研修施設として登録されている。(日本消化器病学会指導医2名、専門医7名。日本消化器内視鏡指導医1名、専門医6名。日本肝臓学会専門医1名。消化器内科研修医4名)2.今年度の取り組みと成果診療実績B型慢性肝炎には抗ウイルス剤として核酸アナログ製剤(ラミブジン・アデホビル・エンテカビル)・インターフェロンを使用した治療を、C型慢性肝炎に対してはインターフェロン治療(ペグインターフェロン・リバビリンを併用)を主体に行っている。肝臓癌については腹部血管造影・肝動脈塞栓術(TACE)(平成23年度TACE38例)、局所治療としてラジオ波凝固治療(RFA)を行っている(平成23年度RFA4例)。胆・膵疾患としては急性膵炎、膵臓癌、胆道系疾患(胆石・胆嚢炎・胆管結石・胆道系悪性腫瘍)に対して入院治療を行っている。急性期病院として緊急内視鏡的治療(緊急止血術・緊急胆管ドレナージ)のほか、緊急の血管造影・血管塞栓術・緊急の胆汁ドレナージにも対応しており、消化管出血で内視鏡的止血術が困難な症例の緊急止血・肝臓癌破裂の症例に緊急血管塞栓術を施行している。緊急の胆汁ドレナージ(PTCD・PTGBD)については内視鏡的なドレナージが困難な症例に施行している。(平成23年度に年間20例施行)救急医療や地域医療の取り組み救急医療としては緊急内視鏡的治療(緊急止血術・緊急胆管ドレナージ)や緊急の血管造影・血管塞栓術・緊急の胆汁ドレナージに対して即座に対応している。活動報告―112―

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