社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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救護・災害医療センター(相澤DMAT)1.概要・スタッフ構成災害医療、救護医療、救急医療に関する研修・教育活動などを組織的に行うために全国に先駆けて平成21年度8月に新設された。構成は特定医療チームである相澤DMAT(62名)、救急医療普及チーム(のべ40名)からなり診療部、看護部、救命救急センター、事務部門など病院全体の横断型組織である。いつ発生するかわからない災害に対して、研修、訓練などを通じて人を育て、モービルERと呼ばれる病院ドクターカー体制やDMAT装備の充実による物の整備を行っている。また平成22年度より消防防災ヘリコプターへの医療チームの同乗体制も実現した。日常的な訓練の場として公共性の高い市民イベントに救護医療を提供している。救急医療を支える基礎的研修コースを企画運営し、病院内のみならず、長野県の救急医療レベル向上にも寄与している。2.今年度の取り組みと成果(1)相澤DMATの活動出動事例国の総合防災訓練における広域医療搬送実働訓練松本市総合防災訓練長野県総合防災訓練東日本大震災におけるDMAT活動および救護班活動(2)救急医療普及チームの活動JATEC松本コース開催全国より42名の講師、定員32名の受講終了JPTEC相澤コース開催AHABLSAHAACLS(3)救護医療活動長野県市町村対抗駅伝競走大会、小学生駅伝競走大会アップルランド&SBちびっこマラソン中信地区体育大会伊那中学校木曽駒ヶ岳登山すすき川お盆駅伝、元旦マラソン天皇杯全日本サッカー選手権アルウイン球場救護松本市山田ハーフマラソン大会(4)院内勉強会、消防との勉強会松本広域、北アルプス広域、木曽広域消防との外傷症例検討会を行い、救急隊活動と医療現場の相互理解、情報交換を行った。DMAT勉強会DMATメンバーの教育、訓練を行った。(5)相澤DMATメンバーに対する携帯電話メール災害情報訓練人事部、情報システムのご協力をいただき、相澤DMATに登録されたメンバー全員の携帯メールへ災害情報や出動命令を発信するシステムを構築した。不定期に訓練メールを配信し災害時に機能するように訓練を行った。平成23年3月11日東日本大震災への相澤DMAT出動未曾有の大災害となった東日本大震災へ、相澤DMATは発災1時間半後には出動した。東北地域外からは最初に被災地内に到達し、岩手県内の域内搬送拠点での本部設営・統括業務、最も被害活動報告―86―

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