社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
79/344

回復期リハビリテーション病院との連携回復期リハビリテーション病院との連携を、脳卒中地域医療連携計画書(連携クリニカルパス)を平成21年度から開始し、さらに平成22年度にはその実績をあげるシステムを作ることとした。転院前の連携病院とのカンファレンスの実施、さらに回復期リハ病院退院後には当院リハビリテーション科への外来受診のシステムを作り運用した。それにより、当院からのスムーズな転院とリハ情報の共有化の促進、さらに回復期リハ病院退院後のリハの継続性の保証が可能となり、下肢装具の改変、上肢手指機能への治療的電気刺激の導入などのリハを継続できることとなった。また第6回中信脳卒中連携リハビリテーションセミナー(2010年8月7日)を開催、千里リハビリテーション病院副院長の吉尾雅春先生の「脳卒中患者に対する装具療法の取り組み」の講演会を開催した(128名参加)。嚥下障害に対するリハビリテーション急性期脳卒中に対する嚥下摂食機能障害の初期評価を入院日から開始する取り組み、さらに慢性期嚥下障害例に対するクリニカルパスを用いた嚥下機能評価入院(29名の嚥下障害評価入院あり)、その後のフォローアップ評価入院とリハビリテーションを実施した。さらに治療的電気刺激VitalStimの導入を行ない、従来の嚥下リハに加えて新しい治療プログラムとして導入し成果をあげつつあり、平成23年度にはVitalStimを用いた臨床研究を考案する方針とした。嚥下評価検査実施件数嚥下造影VF検査331件、嚥下内視鏡VE検査38件高次脳機能障害研修会開催長野県高次脳機能障害支援拠点病院(平成16年より)として、平成22年度高次脳機能障害専門セミナーを開催(2010年7月10日)、慶應義塾大学医学部精神神経科加藤元一郎先生による「前頭葉症状の回復とリハビリテーションについて」、北海道の脳外傷友の会コロポックル副代表の篠原節先生から「高次脳機能障害者にとっての家族(会)とは」の2講演を実施、200数名の参加を得た。「中信高次脳機能障害支援センター」との名称を掲げて、相談業務と外来診療(下図)、認知リハビリテーションの計画・実施、さらに精神保健福祉手帳、「器質性精神障害」として障害年金診断書の記載、地域就労支援ワーカーとの連携による社会生活援助をおこなった。相談件数は204件、外来患者数は144名と引き続き中信の拠点病院としての役割を担っている。���������������������������������������������相澤病院―69―

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です