社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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2.今年度の取り組みと成果・2010年度は支援センター全体に言えることですが、8月から介護カルテの電子化に向けた取り組みが始まりました。カルテ画面への入力操作のデモ、ソフト会社との打ち合わせ、カルテ運用マニュアルの作成、スタッフへの教育と、松本だけでなく看護科全員が「カルテは見るもの(られるもの)である」という大原則に則って気持ちをひとつにし、無事電子カルテの導入にこぎつけることができました。・また、松本ではここ数年の取り組みとして、看護記録から看護の質を測るためのツールとして、看護診断を取り入れ継続的な勉強会と記録の評価を行なっています。主に在宅でよく使われる看護診断、互いに似通った診断について解釈の勉強をして、その違いを明確にし、正しい使い方ができるようにしています。・職務基準書・職能要件書の作成・整備は慈泉会全体の目標となっていましたが、今年度ひまわり松本看護科でも職能要件書を完成させ、後期では各職能に応じて要件書の項目が達成できているかどうかの自己・他者評価を行ない、スタッフ個々が自分の能力の現状を知ることができました。その結果をもとに、スタッフが足りない能力に焦点を当て勉強会の計画をたて、スタッフ自らが講師になって勉強しました。この一連の取り組みが、ひまわりでの自己の立場・役割を知るうえで、とても貴重だったと思います。(大貫典子)●安曇野サテライト●安曇野サテライト1.概要・スタッフ構成訪問看護ステーションひまわり安曇野サテライトは、安曇野地域一帯と、遠くは生坂村・筑北村・麻績村・梓川地区、最近は波田地区にまで訪問のエリアを拡げ訪問看護・訪問リハビリ業務を行なっています。看護スタッフは常勤1名・非常勤1名と少ない人数で、地区を集約して訪問するなど、広い範囲を効率的に回れるよう工夫しています。利用者様は医療的なケアが必要な方のほか、脳血管疾患後遺症・癌ターミナル期の緩和ケア・難病・終末期医療など多様な症例に対応しています。主治医は地域の病医院が全体の75%を占めています。2.今年度の取り組みと成果・2010年度は看護師・リハビリの連携に注目し、合同の勉強会を開催することが出来ました。看護師が講師になり、精神的なケアについて講義を実施、リハビリスタッフからもいい学びになり、今後の訪問業務に活かしたいといった感想を得ることができました。・また在宅でのエンゼルケアについて、松本の看護師も巻き込んでケアの研修を実施→これまでの内容の見直しを行ない、新たなマニュアルを作成することが出来ました。地域在宅医療支援センター―283―

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