社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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医療連携センター病院事務部門、2010年度診療報酬改定への戦略と対策(病院事務部門/医療連携センターの取り組み)2010年度の診療報酬改定では、政権交代の影響を受けて、様々な視点から活発議論がなされていた事を記憶しております。結果、今改定では、0.19%の引き上げ幅となり、診療報酬本体部分はプラス1.55%で、これは2000年の1.80%以来の10年ぶりのプラス1%越えの改定でありました。診療報酬とは、医療事務を担当する職員が青本を片手に、点数マスタを整備することでは無い、病院が組織的に考えることであり、良質な医療提供をどのように行なうか、患者が安心して医療提供が受けられるように考えて、組織的に動いた成果でなくては本末転倒であると、院長は日々指導されており、診療報酬で○○が評価されたから行なうのでは無く、患者の視点で考え、たとえ、診療報酬上の評価が無くても大切な事は行なうこと、当院の戦略はこの言葉につきますが、2010年度診療報酬改定について報告させて頂きます。私自身、2008年11月に病院事務部門の統括責任者となり、12月に事務長としての職を拝命しましたが、診療報酬書改定について、どのように「策」を錬るのか、どのように準備をして行くのか、正直、当時診療報酬改定を目標に、綿密な計画が立てられた訳ではありませんでしたが、2009年2月の中医協・DPC評価分科会にて、当院の院長補佐が意見を述べさせて頂く機会がございましたので、当時から次年度の診療報酬改定について病院内において、多職種に渡り活発な意見を求めていたことを記憶しております。地域性や医療の質の評価を反映させた診療報酬改定を皆が願っていたと思いますが、下記のように診療報酬改定について様々な論議がなされたことがらについて報道がされました。社会保障審議会医療保険部会・医療部会が2009年、12月8日に2010年度診療報酬書改定の基本方針を示しました。診療報酬改定の具体的な項目、点数が確認できた訳ではありませんが、患者の視点で考え、たとえ、診療報酬上の評価が無くても大切な事は行なうこと、当院の戦略をもとに、病院事務部門として、関係部署との検討を重ね、診療報酬改定についての準備を進めて参りました。どのような情報をもとにどのように整備を行なったのか、一部ではありますが、ご紹介させて頂きます。10月21日脳卒中対策立法化推進協議会脳卒中の多くを占める脳梗塞は、2005年10月に効果的な新薬が保険適用となったが、実際にこの治療を受けているのはわずか2%強、予防からリハビリ、介護まで一貫した体制を整備をする必要を示していました。超急性期脳卒中加算:入院医療事務課長より脳神経外科統括医長に運用の確認を行ない、担当職員(保険算定)へ算定漏れの無いように指導、医療連携センター(地域医療連携室)において、登録医(かかりつけ医)へ脳卒中の治療案内と併せて、t-PAに関しての案内を行ない早期治療の大切さ、早期リハビリの重要性を啓発しました。相澤病院―191―

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