社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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看護体制固定チームナーシング2チーム体制2.今年度の取り組みと成果(1)おむつ外しプロジェクトからコンチネンスケアの充実へ平成20年より当科で開始された「おむつ外しプロジェクト」はおむつを外すことだけが到達目標ではなく、その人らしい自然な姿に近づけることを目標にすることを再認識し、コンチネンスケアチームと改称して活動してきた。患者さんは脳卒中発症にて緊急入院となり機能改善、その人らしく生活を送れるためにリハビリテーション科へ転科されリハビリが開始される。膀胱留置カテーテルは全身状態が安定したところで早期抜去として、尿閉の有無など排尿障害の評価を行ったうえでブラッダースキャン®(膀胱用超音波画像診断装置)を使用して残尿量測定を行っている。同時に患者さん個々に沿った排泄ケアの目標を立案しその目標達成に向けて医師、看護師、理学療法士、作業療法士、院内デイサービスが情報共有を行い、1週間に1回コンチネンスケアカンファレンスを開催して他職種の視点から目標に対しての実施の進捗状況と評価、検討を行っている。(2)経頭蓋磁気刺激治療(rTMS治療)の開始と看護師の役割平成22年9月より経頭蓋磁気刺激治療(以下TMS治療)が開始された。TMS治療とは脳卒中後遺症による上肢麻痺に対して反復性TMS(健側大脳運動野へ低頻度磁気を20分間の刺激を行う)と集中的作業療法を行う。TMS治療を始めるにあたり、医師、作業療法士、理学療法士、看護師を中心に「TMS+集中的OT(2週間リハ入院)」クリニカルパス作成を行った。TMS治療目的にて入院してくる患者さんに対してADL状況とどうなりたいかという思いを情報収集している。また治療前後の全身状態の観察は勿論のこと、反復性リハビリであるため患者さんとコミュニケーションを図る中で、夜間の睡眠状況や治療に対して疲労は無いか、入院生活にストレスを感じていないかなど把握して必要時、看護を展開している。主は作業療法士による集中的作業療法であるが、出来ないことが出来たときに患者さんと一緒に喜びを共有する事や、退院後継続したリハビリを維持するためのマネジメントや疾病予防など看護師の役割は多岐に渡る。3.学術・研修(1)松本短期大学看護学科臨床実習受け入れ基礎看護学Ⅰ臨地実習7月26日〜7月30日基礎看護学Ⅱ臨地実習11月22日〜12月3日(2)学校法人愛西学園弥富看護学校臨地実習受け入れ(3)NPO法人野沢温泉の夢を結ぶ会30名11月30日見学(前山健人)●5B病棟●5B病棟1.概要・スタッフ構成脳外科・脳神経センターです。SCU(strokecareunit)は、2004年7月より開設されました。一言で言うと、脳卒中が発生した患相澤病院―157―

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