社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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とした。今まで、ビジョンが明確になっていなかった為、4S病棟のビジョンを明確にすることで、病棟スタッフの看護の方向性を合わせ、病棟全体でビジョンをもとに、目標を掲げ、協力し、看護に取り組んでいきたいと思う。(2)退院マネージメント調整の強化と他職種との症例検討会開催について退院マネージメントを行なうにあたり、病棟看護師にアンケート調査を行なった結果、自分たちの行なった退院調整で、退院した患者さんがどのように生活しているのか分からないので、本当にその退院調整でよかったのかが分からず、自信が持てず、達成感がない。との意見が多くあった。そこで他職種合同で、4S①②病棟の退院調整が困難であった事例を挙げ、2ヶ月に1回症例検討会を開催することで、退院調整についてどのように介入していけばよいのかの、多職種への意見を聞いていくことで、連携についての大切さや、自分たちの介入の評価をしていくことにした。結果、スタッフ全体にアンケート調査を行なったところ、以前と比較し、他職種が連携して退院マネージメントを考慮した退院チームカンファレンスが行えたと思えますか?のアンケートの問いに34人中32人の方が以前より行えたと回答された。理由として、・患者さんにとって、病院という環境は非日常であるという環境であり、早期に退院調整を行うことこそ、私たちが行わなければならないことだと先輩の退院マネージメントから学んだ。・退院調整を意識して取り組むことで、家族との会話が多くなり、コミュニケーションを図ることで信頼関係が以前より図れるようになってきた。・退院チームカンファレンスの方法を前期と変更し、退院調整が困難な症例について、医師とのカンファレンス後など、他職種で話し合い、方針を立てることが多くなり、連携が以前より強化されたように思います。などの意見が出された。今後も継続して、他職種合同で、症例検討会を開催し、自分たちの行なった看護について振り返り、看護の質を向上させていきたい。(大津みえ子)●5A病棟●5A病棟1.概要・スタッフ構成5A病棟は脳卒中リハビリテーションを中心とした病棟である。脳卒中発症により身体機能の制限や高次脳機能障害を呈している患者さんと向き合い、その患者さんがどうなって欲しいか考える。また、病前生活の情報を把握したうえで、その人らしい生活を送れるようにするにはどうしたらよいか考え、退院後の生活を患者さんのご家族がイメージできることで不安の軽減に繋がる看護の展開をビジョンとして掲げた。そのビジョンに向けて下記内容を取り組んだ。①看護部の段階別教育体制に基づきスタッフ1人1人の能力を評価し、1人1人に合わせたOJTを中心とする段階別教育体制を構築した。②患者さんに一貫した看護ケアの提供を実践するため、個々の能力を把握するため、「5ASectionCurriculum」作成とその評価実施。スタッフ病棟長:1名主任:1名看護師:29名(パート看護師:7名含む)看護アシスタント:4名病棟医療事務:1名病棟クラーク:1名活動報告―156―

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