社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
160/344

病棟会にて患者さんの療養環境をどのようにしたらよいのか検討を数回にわたり行ない、音楽を取り入れた療養環境の工夫や、側で見守り付き添うことで不安の軽減や抑制を必要最低限に減らす。そのために人手の少ない夜勤帯に夜勤看護アシスタントを導入。看護者の関わりによって不穏を増強させない認知症患者さんへの関わり方についてなど勉強会を開催し学んだ。それにより患者さんへの関わり方に変化が見られ、患者さんが以前に比べると興奮される様子が少なくなったり、夜間の睡眠の確保につながったり、抑制に対する考え方にも変化が見られた。また患者さんにとって優しい看護とは何かを病棟内で検討する事もできた。23年度は患者さんにとって優しい看護とは。根拠に基づいた看護を提供するために必要な看護の基準作成に取り組んでいく。(常田由賀利)●3A病棟●3A病棟1.概要・スタッフ構成3A病棟は、泌尿器科、形成外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、眼科の外科系の混合病棟である。クリニカルパスを使用し、短時間で検査・治療を行い退院を迎える患者さんの術後管理、退院後の生活指導を行っている。また抗癌剤治療の管理、その後のターミナルケアも行っている。スタッフ病棟長:1名主任:1名看護師:21名(内パート4名)准看護師:3名看護アシスタント:3名病棟クラーク:1名勤務体制固定2チーム制2交代勤務診療科目とベッド数泌尿器科:18床耳鼻咽喉科:4床歯科口腔外科:1床形成外科:4床眼科:5床フリー:2床多い疾患名泌尿器科:尿路結石症、前立腺の悪性腫瘍、膀胱腫瘍、水腎症、腎盂・尿管の悪性腫瘍形成外科:蜂窩織炎、顔面骨折、皮膚の良性新生物、四肢外傷(熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃熱など)、挫滅損傷、開放創、糖尿病性壊疽耳鼻咽喉科:慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫、慢性副鼻腔炎、急性扁桃炎、急性咽頭炎前庭機能障害、扁桃周囲腫瘍、声帯ポリープ、結節、扁桃、アデノイドの慢性疾患歯科口腔外科:顔面損傷、口腔炎、口腔・咽頭の腫瘍、大唾液腺の良性腫瘍眼科:白内障、水晶体の疾患、黄斑変性、網膜剥離、糖尿病性増殖性網膜症2.今年度の取り組みと成果3A病棟では、看護師の指導育成を行う体制を整えるため個々のスタッフの能力評価を行った。評価は看護部の職能要件書をもとに、段階的到達目標とチェックリストを作成しこれを用いて行った。結果、クリニカルパス適応の多い疾患・治療に関する知識は多く備わっていたが、その他に関して経験が不足している部分があることが明確となった。これらの部分に対し、病棟では勉強会の開催や手順の作成を行なうことで1人1人の知識を高めていく事を次年度の目標として揚げ取り組活動報告―150―

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です