社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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しての役割が理解でき、半年に1回評価しそれぞれの達成レベルを明確にする事を目標として取り組みました。昨年度作成した教育プログラムは、看護師として一人前になるまでの基本的教育プログラムであり、今年度は、病棟の特殊性にあわせて、2C病棟の看護師の要件についての検討を行いました。2C病棟で行っている看護を洗い出し、急性期患者さんの看護の基本・循環不全の患者さんの看護・呼吸不全の患者さんの看護・精神科看護と分類し、単位毎での達成目標とスキルチェックを作成して評価を行う事が出来ました。リーダーレベルスタッフが5割を占める中、リーダーとして自立した役割を果たせるような仕組みを作り、また各段階の専門分野を明確にしていく事で、スタッフの専門性を生かした教育計画づくりをすることで、皆が参加出来る教育体系にしていきたいと考えました。計画段階で実際に教育を進めて行くまでの整備は出来てはいませんが、個々の知識を共有し、看護の質の向上に貢献していきたいと考えています。また中途採用者への教育についても今後の課題として計画的に進めて行かれる様にしていきたいと考えています。(前田和美)●2S病棟●2S病棟1.概要・スタッフ構成診療科・病床数消化器内科、一般内科34床看護体制3チーム制2交代勤務3人夜勤夜勤パート1名(月、火、土)スタッフ病棟長:1名主任:1名看護師:20名パート看護師:3名看護アシスタント:3名病棟クラーク:1名多い疾患名総胆管結石、胆石、胆嚢炎、胆管炎、膵胆道系悪性疾患、急性腸炎、消化管出血尿路感染症、肺炎、心不全2.今年度の取り組みと成果2S病棟は23年3月に消化器、一般内科病棟として新規開設になりました。旧3C病棟(総合診療科主に内科系の救急と小児科の病棟)よりスタッフ全員が移動となり新病棟がスタートしました。2010年度の取り組みは、旧3C病棟からの計画を継続して行ないました。高齢化が進行する社会状況において、当病棟では入院される患者さんのうち65歳以上の方が大半を占めている。その患者さん達の中には認知症を有している方も多く、入院を機に認知症の悪化、せん妄症状を出現するケースも多い。急性期病院の役割を遂行する上でそれらは治療の妨げや看護者の負担増にもつながっている。急性期医療が必要な高齢患者さんに、初期の段階で誰が・いつ・どのように関わり、どのような環境にすればよいのか業務を整理し高齢者に適切な医療・看護を提供する仕組みを作るという目標を立て取り組んだ。相澤病院―149―

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