社会医療法人財団 慈泉会 年報 Vol. 15
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ポジトロン断層撮影センター1.概要・スタッフ構成①当PETセンターでは、FDGを用いたPET/CTによる悪性腫瘍診断を行っている。②検査は、当院で診療中の悪性腫瘍患者さんに加え、中心地区の病院を中心に県内の医療機関からの紹介患者さん(紹介率74%)、保険適用外の自費診療、および健康センターでのドックを行っている。スタッフ①PETセンター職員PETセンター長1名:専任PET専門医②放射線部門常駐放射線技師3名:放射線科技師でチームを作って運用③サイクロトロン運転-薬剤合成1.住重加速器サービスからの出向1名2.常駐ME1名:ME課でチームを作って運用④薬剤検定1.検定:薬剤管理情報センターよりローテーションで1名出向2.FDG製造管理責任者1名:薬剤管理情報センター兼任、FDG品質管理責任者1名:物流管理課兼任⑤長野メディカルサポート社(嘱託)事務運営、病病連携:3名受付・看護部門:8名施設構成(年度末)①施設:B棟1階・地下1階1.1階:受付、待合室、事務室、読影室、問診室、事務管理室2.地下:サイクロトロン、薬剤合成装置、PET/CTカメラなど放射線管理区域②住友重機製CYPRISMINITraceサイクロトロン1台③住友重機製FDG合成装置F-1002台、アンモニア合成装置1台、薬剤検定装置一式④FDG自動投与機1台⑤PETカメラ:GEDiscoveryPET/CT600Motion1台、GEDiscoveryPET/CT6001台⑥核医学診断用ワークステーション:GE社製AW1台、Xeleris2台、シーメンス社製eSoft2.今年度の取り組みと成果(ア)当PETセンターでは、平成22年度3,827件の検査を施行した(表1)。このうち保険診療2,831件、保険適用外の自費検査160件、検診836件で、例年通り、保険診療が中心であった。(イ)本年度は、最新PET/CT装置2台が本格可動した。呼吸同期撮像や息止め撮像が可能であり、主に肺癌の診断に威力を発揮した。(ウ)保険診療の疾患別では、肺癌(26%)、乳癌(17%)、悪性リンパ腫(14%)、大腸癌(13%)の症例が多かった(表2)。本年度より、FDG-PETの腫瘍診断に関する保険適用が、早期胃癌を除く悪性腫瘍の転移・再発診断に拡大され、胃癌をはじめ、多種の腫瘍診断に用いられるようになった。他に乳癌経過観察等を減額自費検査で行った。活動報告―134―

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