トップへ
2016年4月22日
nao

新年度

nao

先月、2年間拠点にしたオランダから帰国し、次の新しいシーズンに向けて陸上トレーニングを開始しました。

オランダのTeam Continuと別れを告げ、今シーズンから再び、長野を拠点に平昌五輪を目指すことになります。

2年間、長かったようで短かったオランダ生活。

朝日が差し込む屋根裏部屋。

夜が明けるのが遅くて、朝8時くらいまで真っ暗な日もありました。

時には、大家さんが飼っているポニー(ヘッセル)の鼻息に起こされ。
(彼は短気で食いしん坊)

サドルに座っていない日がないほど、自転車に乗りました。
風車と牛と羊と草原、運河…と穏やかな景色も天気によって色んな表情がありました。

チームメイトを屋根裏に招いてお寿司パーティもしました。

オランダ語やフリースランド語も、チームメイトや色んな方に教わりながら必死で頭に詰め込みました。

聞き“流して”いたら、時間だけが過ぎていくので、一度聞いた単語は2回聞いたら覚えると決めて毎日が集中力との戦いでした(笑)
オランダ語が話せるようになると、オランダのファンや他のチームのコーチや選手も私に話しかけてくれるようになりました。
言葉は色んな知識を得る手段になったので、ニュアンスの変わる英語ではなく、オランダという国の言葉(表現、感覚)を覚えたのはすごく財産になりました。
行ったばかりの時は、8割の人が私の名前をNoaと言っていましたが、最後の方では、Hoi Nao!とかSucces boze kat!(がんばれboze kat←私のニックネーム)などと知らない人が友達みたいに声をかけてくれました。

練習後に必ずBakkieというティータイムがあって、そこでは練習の反省や議論や日常の話など、とにかくみんなとたくさん話をしました。
オランダ人はとにかくノンストップでよく喋る…。
耳がもげるほど、皆の話をよく聞きました(理解しているかしていないかは別として(^^;))

MarianneやGianniには、金メダリストのメンタリティーを教えてもらいました。
日本人はよくお辞儀をして、とても謙虚であるけれど、リンクへきたら胸を張って顔を上げろ、自分の意見や考えていること、行動に自信を持て、強そうに振舞えと伝授されました。

おかげで165㎝の私も、気持ちはチームメイトと同じ180cmに成長できたのかなぁと思います!
日本に戻ってきてからは、色んな事にに感動する毎日です。

懐かしい風の匂い。
無意識で頭にすぅーっと入り込む日本語。
所属の相澤病院でのリハビリ、サポートも素晴らしく、受付でVISAありますか?住所は日本ですか?なんていうややこしい手続きもない。
色々が便利すぎて、小さな事に幸せを感じて感謝の気持ちになる、そんな毎日です。

器具やスペースが十分でないウエイト場さえも、自分たちでカーペットを敷き、掃除しながら大切にしてきただけあって、以前と変わらず、私にとっては使いやすいトレーニング施設です。
帰って来れる場所があること、おかえりと言ってくれる人がいることが、これまでどんなに私の支えになっていたかということを、帰ってきて更に実感しました。
これから平昌五輪に向かう道のりは、これまで得た知識と経験、創造力を最大限に発揮する時です。
今、私はとても生き生きとしています(*^-^*)
日本を拠点に、地域の皆さん、病院の患者さん、職員の方々、チームメイトと前進できる毎日を充実させていきたいと思います!

小平奈緒

Profile

小平奈緒(こだいらなお)

社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院 所属

  • 生年月日 1986年5月26日
  • 出身地 長野県茅野市
  • 身長 165cm
  • 血液型 A型

ベストタイム

  • 500m 37.29(日本記録)
  • 1000m 1:13.98(日本記録)
  • 1500m 1:55.40